re:シングルタンギング  #20020
投稿者: tky (2003/06/06 10:39)

ご自分で、「Tahhhhhh」と声にだして発音してみてください。
自然に発声すれば、舌先は下の歯の裏に軽く触れていますよね?

「舌先を下の歯の裏から離さない」というのは、
これが基本ポジションだからですね。

トランペットも、音を伸ばしている間は舌先が、歯の裏から離れて
浮いてしまうと、喉や舌に力が入るなど、色々弊害が出てきます。
なので、まず舌先がこのポジションから離れないように徹底的に訓練する必要があります。
(と言っても、軽く触れてればOK。離れないようにいつも気をつけてという意味です。)

伸ばしてる時はこれで良いのですが、
シングルタンギング時の舌先は、大きく分類すると

@舌先を上の歯の裏に付けて打ち下ろす/離すタンギング
A舌先は、下の歯の先のポジションから離さずに、
舌の腹を上の歯の裏に付けて離すタンギング

との2種類に分かれます。

舌の腹を使うタンギングは、舌先を使うタンギングほど繊細なニュアンスには
なりませんが、こちらの方が安全に、周囲と揃えることができます。
(というのは、舌先のタンギングは、楽典通りに行うのは実は相当難しいのです。
もちろん、繊細な表現には欠かせないのですが。)

合奏の場合、タンギングの種類は全員揃えないとまずいので、
舌の腹の方で揃えてしまった方が良いでしょう。

というわけで、まず最初は舌先は基本ポジションを守って、
舌の腹で行う種類のタンギングを徹底的に練習するのが良いと思います。