re:ヤマハのラッパ  #20626
投稿者: いちご大福 (2003/08/14 15:54)

いちご大福です。小生の認識ではまず6380Zがアメリカで評判(輸出仕様で日本では未販売)となりエリックさんが日本で入手したいため山野ブランドで新たにYTR83の型番を起こして発売されるようになりました。当初の83はUフックでベルにも刻印がなかったと思います。
この時点では、6310Zも83もほぼ同等です。この後、エリックさんの要望を取り入れエンハンスしていくことになります。
まずヤマハアトリエでチューンすることとなり、これがアトリエチューンモデルでリードパイプの可変おもりや2番管のリバース化、カニ目はんだやラウンドクルークの採用、ピストン軸、キャップの真鍮化、Uフックのリング化、フィンガーフックのリング化が図られました。その後、標準83にもフックがリング化しベルに刻印が打たれるようになりました。
その後、ベル自体の素材をゼノ材に変更した83Xが誕生し今年の4月にボブマローン監修のよりベルの反応をよくするために軽量化を図られた83Mがリリースしました。この間にもつば抜きをつけたモデルやラッカー以外のシルバーやゴールドモデル(特注)などバリエーションがあります。
ちなみに6310Z生みの親のボビーシューが、ウインドクルーで83を吹いた感想は、自分には、音が明るすぎて合わない旨のコメントがあったようです。
現在、アメリカを中心にZホーンのニックネームで6310Zは、あらゆる現場で使われているようです。
ちょっと長くなりました。何か追加、修正、補足があればどうぞ。