re:質問があります。・・・付け足しです。  #21866
投稿者: Bフラット (2004/01/11 18:51)

>クリフォードブラウンのような細かいパッセージのソロを吹いているとき、吹いている本人が音の響きを意識している瞬間は、恐らく少ないのではないかと思います。でもクラーク・テリーのソロを聞いてると、これはもう明らかに舌の操作で音質を変えてる。彼の音色の変化は、他の奏者にはないもののように聞こえます。

クリフォード・ブラウンほど気負いが無く、軽快で自由奔放、リリカルにモダンジャズの響きを芸術的に表現している奏者は他にいないのではないかと思います(もしいたら大枚をはたいても生を聴きにいきます)。
クラークテリーは職人的な技巧派ですがクリフォード・ブラウンを越える事はないと思います(たぶん・・・)。
僕はクリフォード・ブラウンを30年以上は聴いているが今だに飽きがこないトランペッターの一人で理想ともしています。まさに神業に近い奏法でもあり最高の響きでの演奏ではないでしょうか。
ジャンルを問わず「飽きがこない」「何度でも聴いていられる」奏者が本物の「一流の響き」という評価を得られるのだと思います。

※レコードの時代、盤が擦り切れるまで聴いたというTp奏者はクリフォード・ブラウンやマイルスやチェット・ベーカーなどであったと言っていた現役のプロTp奏者を思い出しました。なぜかギター奏者やサックス奏者、ベース奏者もTp奏者とまったく同じことを言っているのですから面白いなぁと感じたものです。