舌の位置  #21886
投稿者: bbmamoru (2004/01/12 20:47)

TOTANPETさんの舌の位置についての話、とても興味深く読ませていただきました。というのも、書いてある内容が私が現在意識して行なっていることと全く一緒だからです。わたしもTOTANPETさんと同じく35年吹いてますがこの事に気がついたのはつい四年ほど前です。それまでいろんなアンブシャーを試してきましたが舌の位置を意識することで迷いが無くなりました。舌が舌の歯から離れると音が薄くなり、音の終わりが下がることがわかりました。今ではどの音域を吹くときもなるだけ下の歯から舌が離れないようにしています。タンギングもそのままでやれるようにしています。こうするとばてにくいし音色も安定します。
スーパーチョップスもよんでやっていましたが、そのときはまだ、ピンときませんでした。ところがアーバンのレデュック版を読んでいるときに舌の位置についての記述がありました。第一巻のP21に"TO EMIT A SOUND:"というところがあり、舌の位置について、"Place the end of the toungue between the teeth, the lips pressed against the inner rim of the lips."と書いてあります。そのあとに"TU"と発音してGの音をだす練習が始まります。もちろんこの発音はフランス人のものであり、アメリカ人など英語圏の人には"TYU"に近いという話もありますが日本語の"TSU"とは全く違う発音であることは明らかです。このことはシカゴのチコビッツ氏が日本人を教えた経験のエピソード(ITGjournal)からも分かります。
このようにアーバンの教則本に明記されているにもかかわらず、舌の位置についていろんな迷いが生じてしまうのはやはり日本人が通常日本語を話しており、その発音によって舌の位置が自由にならないという特性があるからではないかと長年考えておりました。
この点につきましてはフランス在住のyoshihikoさんが一番身近に感じられていると思いますので、ぜひご意見をお聞かせ願いたいと思います。