re:舌の位置
#22135
投稿者:
tky (2004/02/02 22:30)
詳しい解説ありがとうございます。 まっささんは、教則本でマジオを習得されましたか? どなたかにマジオシステムを習いましたか? それは、どれほどの期間習いましたか? 奏法を完全に理解したあとに教則本を読んだり、 (もし習ってらっしゃったら)最初の数年のエクササイズを思い起こすと、 決して息とシラブルだけと言った画一的なアプローチで無いことが分かります。 多分、「息」の意味する範囲も、全く変わってきます。 まっささんのマジオシステムに関する考察、デメリットと捉える部分は、 断片的にマジオのエクササイズと指針を捉えた場合生じやすいように思います。 しかし、まっささんの仰るような誤解を生むということ自体が、 恐らくマジオシステムのアプローチの欠点と言えるでしょう。 ただこれは、他のシステマティッくな種々のアプローチも同様で、 ゴールは同一であっても、断片的な理解や、「手始め」に採用するアプローチが、 色々な角度から技術を習得し、全体像を理解をするまでは、誤解を生じやすいものです。 マジオシステムについて弁明をするならば、 ある段階に達してしまえば、まっささんの仰るようなデメリットを生みません。 クラークテリーが、歯を噛んで音色を犠牲にしているように聞こえますか? アートファーマーは、息だけに頼る独特の音色で音程が悪いですか? 私は、マジオのアプローチを用い、音域はそこそこ(HiFとか、HiGとか)しか使わずとも、 マルサリスと区別がつかないような音色で吹く人を知っています。 とろけるような音色で吹く人を大勢知っています。 そして、非常にシステマティックで合理的なアプローチにもかかわらず、 非常に誤解を多く生んでいる方法だという事も認識しています。 ただ、サウンドや音程を犠牲にするというのは、明らかな誤解です。 生意気を書いてしまい、申し訳ありません。 弁明のようになってしまいましたが、 まっささんの、息とシラブルでない、耳をたよりにしたアプローチには 純粋に興味があります。是非、この耳で聞いてみたいです。 |