re:舌の位置  #22142
投稿者: tky (2004/02/03 16:31)

まっささん、非常に申し訳なく思います。

最初に白黒付けたいような書き方をしてしまったので、
このような流れになってしまいました。

実は、音質が云々という主観ではない部分、つまり、
「マジオシステムではこう教える」という事実の部分で、
私が見てきた事と明らかに違う事実があり、
それを前提に話をされたので、少し感情的になってしまいました。

最後に、その部分の訂正だけさせていただければと思います。
(主観ではなく、こう教えていますよ、という話です)

1. 歯をかむようになる
 ⇒歯を噛むような指導はしません。
  私は、一度たりともそのようになった事はありませんし、
  また一度も「歯をかむように」との指導もなかったはずです。
  「カチッと噛んで、パッと離した間隔が自然」というのが、
  大体の基準です。

2.音程をおろそかにする/音程を息とシラブルだけに頼る
 ⇒音程は、移動度で正確に必ず"歌う"ようにとの指導を受けるはずです。
  音程は、0.音程を歌うことを絶対条件として、
  1.息の圧力 2.息の量 3.シラブル 4.マウスピースの圧力
  で作ると指導されるはずです。
  確かに、
  「アンサンブルに適した音質になる前に、音程を周りと
  必死であわせようとするのはナンセンスだ」
  という考えはあるようですが、
  これは、例えば藤井先生とも共通する考え方です。

3.シラブルを音域で固定しすぎる。
 ⇒これは、基準として固定したものがあり、最初はそれを習います。
  ただし、固定しすぎると弊害があるので、ノーシラブル、他のシラブルも
  用いたエクササイズも随時取り入れますし、
  リップスラーの練習時等には、音域基準とは別のシラブルの組み合わせ
  などでエクササイズします。
  シラブルは時と場合によって使い分けるはずです。
  まっささんのおっしゃるような、(教則本に書いてあるような)
  音域とシラブルが絶対対応という考え方ではないはずです。

4.息とシラブルだけにたよる。息で作る以外の音は認めない。
 ⇒0.「歌う」ことを絶対条件とし、1息の圧力と量とタイミング
 2.シラブル 3マウスピースの圧力 でその音程を作ります。
 ただし、音質は、タンギング、舌のタッチが最も影響が大きいと
 いう考え方のはずです。

私は、おそらくまっささんが習った方に、十数年師事しています。
まっささんとは逆に、何人かの方に師事し、色々な方法を試した後に、
マジオシステムに出会いましたが、
私にとっては、最も大きく恩恵を受けた練習方です。

おっしゃるとおり、色々な自分に合う方法を主観に基づいて
採用していく話ですし、掲示板では主観で書き込むものです。
それに関して白黒をつける問題でもありませんよね。

トランペットサークル、研究会をやられているそうですが、
「面白いなー」と思っておりました。
書籍だけでなく、耳と体を通して情報と経験を得る場所を提供されていて、
非常に尊敬できると感じます。

今回、私が感情的になったので、少々熱い展開になってしまいましたが、
活動のほう、心より応援しております。

では。