もしみてれば(あんまり参考にならないよ)  #22296
投稿者: masayoshi (2004/02/27 23:39)

トランペットの簡単にした歴史です。

トランペットは世界最古の楽器の一つで、今から3000年も昔にエジプトで軍隊や各種の儀式など

ファンファーレや信号として使われていました。金、銀、青銅、真鍮製のほかに、土器や貝殻、木

などを使ったものがありました。しかし現在のようにバルブがついていたわけではなく、ただ倍音

だけで演奏されていました。900年代にはヨーロッパで象牙や木でできた「ツィンク」という楽器

が作られました。これは、管にいくつかの穴をあけて倍音いがいの音も出せるようになっていま

た。そして1600〜1800年ごろのヨーロッパでは「クラリーノ」と呼ばれる現在のホルンによく

似た形で三つの穴のある楽器ができました。1700年代にはドイツで「クラッペン・トランペット」

というトランペットの形をしているものに木管楽器のキイと穴をつけたものが作られました。「キイ・ト

ランペット」ともいわれ、J、ハイドンの作曲した「トランペット協奏曲」はこの楽器のための作られたも

のです。それから多くの作曲家がトランペットを用いた曲を作るようになりました。イギリスでは王様

が専属のトランペット奏者を宮廷に仕えさせていたほどで、高貴な音楽には欠かせないものとな

りました。このように色々と仕掛けが考え出されましたが、演奏の困難さやオーケストラ楽器

としての不完全さから、半音階が演奏可能な楽器がもとめられ、バルブが開発されました。バル

ブの発明により、管の長さをナチュラル・トランペットの半分にでき、しかも半音階が演奏可能になり

ました。それは金管楽器の歴史において、画期的な出来事でした。バルブが発明されたことにより、

どんなスケールでも演奏可能になりました。





紀元前1000年ごろ      エジプトで使われる

900年代             「ツィンク」がつくられる

1600〜1800年       「クラリーノ」ができる

1700年ごろ           「クッペン・トランペット」ができる

1814年              バルブが発明される

1820年              バルブトランペットが開発される

1832年              ロータリーバルブが開発される。


いちようかいときますが、これは僕のHPからコピーしたものです