re:流体抵抗  #22460
投稿者: やちまう (2004/03/23 04:49)

音色に関しましては倍音のスペクトル分析だけではなく、
「それぞれの倍音の時間的変化」も確実に数値化して、
客観的に表現しなければなりませんから大変そうですね。

それから、何となく思うのですが…

理想の楽器を探すという目的の論文だと、機械工学というよりも
人間工学的要素の方が色濃くなってしまいそうな気がします。

例えば…、数値的に「良い音色」を仮に定義して、それを機械に
吹かせて再現できたとします。さらに楽器に物理的な変化を加え、
抵抗を色々変化させて、仮に音色に著しい変化があったとします。

そして、現状の楽器の設計よりも《演奏する機械にとって》
優れた設計が見いだすことが出来たとしても、もしかすると、
それは《演奏する人間にとって》快適に吹くことが出来る楽器
ではないかもしれません。

考え得るあらゆる結果を想定した上で、どのように転んだとしても
必ず目的が導き出せる様にしておかないと、手詰まりになってしまう
可能性があるのではないでしょうか。

提出する期日の決まっている論文なのだとしたら、
そのあたりに関して慎重になる必要がある様に思います。

勿論、数値的な実験結果だけではなく、理論を裏付けるだけの文献を
多数押さえておく必要も生じるでしょう。

文献を集める過程で、それらの著者がどのようなアプローチを
しているかということを自分なりにメモしたりまとめてみれば、
さらに視野を広げることが出来るかもしれません。

# う〜ん…、全然役に立ってないなぁ…。
# ごめんなさい。


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やちまう
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