re:支柱とは?  #22861
投稿者: SHUN (2004/05/16 16:59)

うめさんがおっしゃるように、主に2箇所付けてありますね。
1つ目の意味は、堅牢性を高める為に。
2つ目の意味は、その部分の震動を押さえる為に。(震動を押さえるので、吹いた時の抵抗感が増します。そして音色は落ち着き、暗めになります。)

ヤマハの楽器でいうと6310Z、マルカートではJAZZモデルのように明るい音色でJAZZや軽音楽向けに開発されたモデルは主管の支柱を付けていませんね。

逆に主にクラシック向けに開発されたものは、支柱を2本ぐらい付けて(主管と本体側に)震動を押さえて音色をダークにして、抵抗感を少し高めるようです。

可動支柱というのも販売されています。しかし元々、メーカー段階で、支柱の位置や有無を検討の上、その他の部分のバランスを考慮して、最終的な製品に仕上げていますので、後から無闇に触るのは、逆効果になる可能性が有ります。

マウスパイプ部分の支柱も同じような考え方で、ヤマハでもエリック宮城さんのオリジナルモデルは支柱が斜めになっています。

ラッパって息を吹き込むと、色々なところ(マウスパイプ、抜差管、枝管、ベル等)が震動しますので、その震動が最も良いバランスで音に変わるように、設計されています。

下記のヤマハやマルカートのラインアップを見ると、その意図が少しでも汲み取れるかも知れません。
http://www.yamaha.co.jp/product/wind/brass/tp/index.html
http://www.shimokura-gakki.com/wind/original/marcato/trumpet.html