re:ハードプッシュ  #23268
投稿者: うめ (2004/06/29 23:49)

> ラッパのベルの先から息が外へ出るときに外の大気圧に(以下略)
この文章は、「唇から息が外へ出るときにMPのカップ内にある少量の空気の大気圧に・・・」というのが正しいのではないでしょうか?MPだけでも息を吹き込むと抵抗感を感じるのは狭いスロートを大量の息が通るからであり、そう感じるのはMPのカップ内にある少量の空気の気圧が高まったからでしょうから。
私は金管楽器は唇とMPで発音し、楽器でその振動を増幅させうと考えますがいかがでしょうか。

また、この文章では、音を出す際にアパチュアが形成されてからコントロールできるように思われる方がいるかもしれませんね。(そんな人いないかな?)
アパチュアは上下の唇の接点を息が通って発音する過程で生じるものだということを忘れてはなりません。よって、アパチュアが広いから狭くしろとかよく言われますが、全く的外れな表現だと考えます。アパチュアを形成してから音を出すわけではないですから、意識してコントロールはできません。もしできるならばこれまでの奏法を覆す歴史的な発見ですね。(笑)

また、バテた際にMPを唇に押し付けてしまうのは、カップ容量を小さくし抵抗を作るのではないでしょう。唇周辺の筋肉が息の内圧に耐えられず唇の形(アンブシュア)が崩壊するのをMPに押し付けることにより押し止めようとする行為です。というのも、ハイトーンを吹く際にも同様の傾向があり、ハイトーンを吹く際にも口腔内から唇へかなりの内圧が掛かります。バテてMPを押し付けるのは、通常音域での内圧も支えきれなくなったと考えると、どちらも説明がつきます。

こういった議論は、楽器の発音の仕組みなどを考え、他人に説明できるよう自分自身の理解を深める良い機会になりますね。私の意見も間違いがあるでしょうから、ご指摘宜しくお願いいたします。
長文失礼しました。