re:具体例。  #23388
投稿者: いちご大福 (2004/07/17 02:08)

いちご大福です。楽器の特徴や違いを体感的に理解するためには、楽器演奏及び楽器に対するある程度の習熟度が必要になると思います。出てくる/出したいサウンドに対するイメージや吹奏感、抵抗感やアタック、タンキングやブレスコントロールが、ある程度できるようにならないと、もしくは意識できな
いと中々、実感できないと思います。
同じ道具という切り口でたとえば、プロゴルファーが使っているクラブと同じものを初心者が使用してもそのクラブ(道具)の特徴や他社との違いを定量的にわかるでしょうか?ある程度、練習し習熟度を上げ経験をつまないと違いはわからないと思います。
合わせて楽器演奏の結果として重要な音やサウンドを表す言葉が、言う人の主観的及びイメージ先行の表現が一般的に使われるため定量的な理解は難しく、楽器の特徴や違いを論じる時に時々、異なる感想が出る場合もあります。明るい音、暗い音、太い音、細い音などなど
また音が出るまでのパラメータとしても吹き手の身体的な条件、マウスピースの条件を加味すると益々、定性的な表現になります。音楽を定量的な切り口で論議すること自体にあまり意義を見出せません。
まずは、楽器の構造的な違いによるサウンド、吹奏感、抵抗感など楽器選択における判断基準を体感的に理解できるよう習熟度を上げてから再度、自分の出したい音を楽に出せる楽器に関して一考するのも良い勉強になると思います。昔、パイパースでプロの奏者がカーテンのブラインドテストで世界の楽器を選別、特徴の分類を載せた記事があったと思います。