re:音が散る  #23939
投稿者: いちご大福 (2004/09/16 13:02)

確かお京夫人さんはフルバンの4thのパートだったと思います。低音域のパートで音が散る場合、吹き方に関しては、目標とする音を常にイメージし音の立ち上がりを意識的に鋭くしスタッカート気味に吹くと音の印象は変わります。また音質のイメージとしてエアーの密度が高く、しっかり肉のつまった蟹の足がイメージしやすいと思います。このイメージで練習するとフォーカス感のある絞まった音になると思います。また良く通る、響く音は倍音が沢山でていますので、カルーソのメソッドやフレキシビリティのルーティンで唇の柔軟性、倍音を得る練習も必要です。楽器のセッティングとしては、ベルチューニングの楽器は、一体型の楽器に比べてベルの自由度が増すため吹き方によっては音が散るように聞こえる場合があります。通常シルキーの場合は、純正のサウンドポスト(自由度の高いベルを固定する支柱)をつける場合があります。ジョンファディスのセッテイングですね。mpに関しては、カップが深すぎるか、バックボアが広がりすぎの場合に音がまとまらずボーと散った感じになる場合があります。サウンドを損ねない程度にバックボアのストレート部分が長くエアースピードを得る事が出来るVカップに変えてみるのも手です。
また張った感じのリードパートの音質と低音パートの音質の感じ方は、どうしても聴感上、リードパートの音の方が、インパクトあるように聞こえてしまいますので同じ土俵では比べられないと思います。がんばって下さい。