かなり逸脱しますが・・・  #24093
投稿者: まっさ (2004/10/12 19:39)

バランスが大事だと思います。

12キーのスケール(これだけでもいっぱい)、シングル・ダブル・トリプルのタンギング(T,D,L,N,K,G)、ロングトーン、跳躍、リップスラー、ペダル、ハイトーン、ベンディング、ハーモニー、ダイナミクス、メロディー(表現力)、シラブル(A,E,I,O,U,ya,nya,chiなどなど)、アーティキュレーション、リズム感、呼吸練習、実際の発声、ソルフェージュ、言語の問題、感性の問題・・・その他、沢山の練習内容や要素がありますが、その時の調子や目的に合わせて組合せることが大事だと思います。

学問としてトランペットを考えた場合、学ぶべきことは凄まじく沢山あり、分野もさまざまです。
偏りはかなり弊害があると思います。

またロングトーンのやり方を良くすれば、さまざまな問題が解決するというものでもないと思います。
たまに聞く、「ソだけ1ヶ月ロングトーンやっとけ!ロングトーンがたらん!」みたいな指導法は論外だと思います。
同様に、唇だけで音を変えるとか、息だけで・・、気合で・・、シラブルだけで..本当にいろんな迷信が渦巻いていますよね・・・

特別な目的がない限り、1日の大半をロングトーンだけで終わるような練習は、個人的にはお勧めできません。
組立てにもよりますが、私は練習の最初と最後に少しだけやっています。

ちなみにロングトーンは、本当はかなり高級な(?)練習だと思います。
非常に瞑想的でメンタルな部分もあり、精神と音の一体化や、自動的(?)に最適なアンブシュアを体が探していくようなメニューだと思います。
カーマイン・カルーソーのメニューがロングトーンでは個人的にお勧めです。

なんて色々考え出すと、訳わからなくなるので、結局は良い師匠との出会いが一番重要なんだと思います。
余談ですが、ドイツの先生一人とアメリカの先生数人と日本の先生数人のレッスンを受けたことがありますが、お国別に考えただけでも、全然違った指導法、全然違った音、ニュアンスでした。