re:メーカーの特色  #24332
投稿者: 椎名 (2004/11/24 00:41)

同じバックでもいろいろ吹いてみると良いかもしれません。
ボクは基本的にバックの音が好きで、もっとも密度感のある音だと思ってる組み合わせの、37ベル25パイプというごく標準的なモデルを使用しています。
実は、ポピュラーでありながらもかなりクセのあるセッティングで、特に音程面に苦労されている方が多いようです。
鳴らすのも結構しんどいモデルなので、同じバックでもたとえば72ベルに25や43パイプといったくみ合わせのもののほうが楽に感じるかもしれません。
他に43、25、65ベルなどがあり、43ベルは72ベル同様息の入りは良いのですが、72ベルよりもベルの開きが遅くいため、スピード感があり、慣れないと息をとられてしまうかもしれません。音が明るくクリアで遠達性が高いのが特徴で、音のキレも37よりあると思います。
25はLボアと組み合わせるケースが多く、上品な明るさを持っていて、37のようなクセがないのでオケなどで使用されるそうです。
65はドイツ風サウンドとされており、もっともベルが太く、ダークで暖かい音色です。

さらにライトウェイトモデルやリバースモデルもあるので、今のバックがしんどいようでしたら試してみる価値はあると思います。
ライトウェイトは音が柔らかく感じ、鳴らしやすく、反面レギュラーウェイトよりも音が単調になりがちです。リバースは吹奏感の自由度が増し、こまかなニュアンスがつけやすい為、ジャズやポップスで使用されることが多いようです。支柱も一本なので、2本支柱のものほど抵抗は強くないかもしれませんね。モニター性も良いかもしれません。

それと、ボアサイズに、M、ML、L、XLとMLVがあり、MLVは個人的にはかなりの上級者向けといった印象です。音のツボが広い感じで、奏法がしっかりしていないと息を取られたり、バテやすかったりします。使いこなせれば、パワフルで多彩かつ立体的な音色をもつMLVの魅力を堪能することができるのかもしれません。ボアサイズはベルとの組み合わせを考慮すると良いかもしれません。
しかしながら、現状は37−25の組み合わせが最も主流ため、それ以外のモデルにはなかなかお目にかかることができません。
一度、在庫の多い新大久保あたりのお店や、渋谷アクタス・「ブラス・プロ」に行って試奏されることをオススメします。

そのほか、手に入りやすいメーカーとしてはシルキー、XO、ヤマハ、などなどいろいろ面白いメーカーがありますが、それはまた他の詳しい方にお任せします・・・。