re:アドリブ  #24368
投稿者: YN (2004/11/29 03:10)

>ソロのコピーを解釈するときに役に立つと思い理論を勉強し始めた・・・・。

 この事はある意味「正解」だと思います。
 ジャズ屋の究極は「理論人間(完全に耳とリンクされた)になれる事」です。
 
 逆に完全に耳が良ければ「理論はいらない」とも言えます。
 日本語の達人、著名な落語家が完全に「日本語の理論(文法)に精通している」とは考えられない。
 「あのー、師匠、文法の事でー・・・・。」
 「てやんでー!べらぼーめー!あたぼーよー!」

 とは言っても、言葉の使い方を説明する時にはどうしても「文法が必要」にはなります。

 「一本、二本、三本、」カンデさんは、「本の数字による発音の違い」を文法正しく説明出来ますか?
 読み違える事は無くても、「文法的説明」はかなり困難だと思います。
 (実は、私も正しくは説明出来ません)

 ジャズの場合、問題は、どの理論書を読んでも「イヤーズトレーニング(耳の訓練)」に触れたものが皆無です。
 (あくまでも私の知っている範囲です) 

 車の取り扱い説明書に「車を走らせる時は必ずガソリンをお入れ下さい」とか、パソコンの取り扱い説明書には、「100ボルトの交流電気に繋がないと動作いたしません」等は書かない事と同じで、ジャズの理論書も大前提として「耳は良いもの」として書かれています。

 ジャズの理論書はここに大きな「落とし穴がある」と言っても良いでしょう。

 ところで、私はかなり昔の人間ですが「リディアンドミナントセブンス/オルタードドミナントスブンス、Hpm5↓ リディアンドミナントセブンス」

 本当に上記の様な「スケールの呼称」が存在するのですか?

 例えば「リディアン」をドミナントセブンスにするには、4度の音が#ですので、トライトーンがなくなりますよね。

 同じく「オルタードドミナントセブンス」でも、「ドミナントセブンスをオルタードスケールで解釈」なら理解出来ますが・・・・。

 「Hpm5↓」これも正しいのですか?

 私の知る限りでは「HP5↓(完全5度下のハーモニックマイナー)」
「MP5↓(完全5度下のメロディックマイナー)」なら知っていますが・・・・。

念の為、ブルーミッチェルの「I'll close eyes」の音使いは、全編聴いてもせいぜい、「HP5↓・MP5↓」
 取りあえずスケールは、オルタード、ホルトーン、リディアン、ディミニッシュ等は使ってはいませんね!

http://www.yamaha-ginza.co.jp/school/annex/teacher/cont03.html

http://6106.teacup.com/bxe05732/bbs

http://www.geocities.jp/tadao_fukami/