粘膜奏法からの脱出  #24543
投稿者: YN (2004/12/27 20:50)

趣旨が変わってきましたので、新しく立て直しました。

 : Dr.Koyamaさんから→→ 中川先生
 
 粘膜奏法の定義ですが、赤い部分は完全にリム内輪よりも内側に入っていなければいけない、ということでしょうか?

 『赤い部分は完全にリム内輪』と言うより、なるべく、出来るだけ「皮膚に近く」と言えば良いでしょうかね。

 『そうすると、少なくとも私のような初心者にはとても音がでにくいのですが・・・。』

 ご使用のマウスピースが【ヤマハ・11B4; ストンビ(ゴールドリム)3C 】ですよね。

 極端な話ですが、もし「トロンボーンのマウスピース」位大きなものを使ったらどうなると思われますか?
 出てくる音はともかく、多分「粘膜奏法から脱出」は100%可能だと思います。

 となると、トランペットのマウスピースで出来るだけ大きくて、「音が出せれば良い」という事になります。

 バック「3C 1−1/2C 1C」は、カップの内径と深さのバランスが西洋人向きに「大きい割に浅い、えぐりも足りない」ですから、唇の粘膜以外を使うと、平均的日本人には「唇がカップに接触」してしまいます。
 (結果的により粘膜で吹かなくてはならなくなる) 

 『そのままの位置で音がでるように練習すべきなのでしょうか?それとも音がでるセットの仕方から少しずつずらして、徐々に粘膜奏法からの脱出を試みるべきなのでしょうか?』

 この辺の考え方に「日本はトランペット後進国」を感じてしまいます。
 これは両方とも「無理」です。

 例えば現存の「3C・11B4」を使って直すのは「無理」と言うより「不可能に近い」

 唇をマウスピースに自然に多く入れるのは「入れられるカップ側に受け入れ体制」が整っていなければなりません。

 平均的日本人は、西洋人と比べいくらか歯が出ています。その分、「えぐり、深さ(必要なだけの)」が必要になってきます。

 http://www.enomoto-clinic.jp/ortho/protrusion.htm

 残念ながら現存のバック、ヤマハでは、日本人用にバランスの取れているものが「皆無」です。

 それを、「努力、根性、練習」では「絶対にカバー出来ない」と言うと、反論も出てくると思いますが、一時的に唇が巻き込めて吹けても、唾液で濡れてきたり、筋肉疲労で「完全沈没」してしまいます。

 論より証拠、関東近辺にお住まいでしたら、「中川モデル」を試して見て下さい。

 http://www.yamaha-ginza.co.jp/products/wind/popup/cont02-1.html#a

 『格言』

 『現在の自分の奏法は、90%マウスピースによって決まる。自分の力で何とか出来る事は、残された10%だけ』

http://6106.teacup.com/bxe05732/bbs

http://www.geocities.jp/tadao_fukami/