re:アベイラブルノートスケール  #24994
投稿者: めきめき (2005/03/09 00:36)

OK!! 全く問題ない。
前にも書きましたが、1つの曲で、調性が1つだけの曲なんて殆どあり得ません。少なくともサビ部分で転調しているのが普通です。
だから、曲中の今の時点で調性が何になっているかを把握する必要があります。アベイラブルノートスケールというのは、基本的にその調性の音階をコードのルート音から並べ替えただけです。(もちろんそれ以外のスケールの場合もあります)
IIm7_V7 の進行の所は、結局、次に来るべき I△ または Im の調性だと考えて構いません。
例えば、Cのキーの曲だとして、
Em7 _ A7 - IIm7 _ G7 の進行が出てきたとします。前半の Em7 _ A7 のところは、Cを基準に考えるとIIIm7_VI7 ですが、その部分の調性はDマイナー(強引にDメジャーとしても良いでしょう)と考えて構いません。後半も普通にCメジャーと考えても良いし、もっとひねくれて違う調性を想定するのもアリです。
ジャズのアドリブはそういう遊びというか、トリックを使ってもっと自由に自由に、もっと楽しく苦しく美しくと発展して行ったのでしょう。
あまり、厳密に頭でっかちに考えると、遊び心とか歌心といったおいしいところが見えなくなりますよ。
というわけで、コード進行を見てその断面での調性を判断するために、コードの機能と基本的なコード進行を学ぶ必要があるのです。(ちょっと強引な結論、ジャズっぽいかな?)