re:やっぱり高い音が…。  #25360
投稿者: 椎名 (2005/05/23 17:05)

ボクの意見としては、空子さんはコンクールが近いのでマッピは変えないほうが良いと思います。

高い音ですが、唇の細かく振動する部分をちゃんと振動させてあげられるかどうか、そして息のスピードをあげられるかどうかというのがポイントとなってくると思います。

・・・ですが、それを考えたところで、どうすればよいかという答えはすぐには出てこないと思います。

まず、「基礎練習」を合わせ練の前に必ずしっかりやるようにしてみてください。
最初のうちは合わせ練が始まる前にバテてしまうような感じだと思いますが、その時合わせ練で決して無理をしないこと。出ない音は諦めるくらいでいいと思います。でも、「出るかなぁ〜〜」という恐怖心が心に芽生えないよう、自分はめちゃめちゃうまい人のつもりで吹いてみてください(^^;

基礎練習のメニューは主にアーバンやクラークでいいと思います。
アーバンなら近所の楽器屋さんにも売ってると思いますので、お持ちでなければ是非購入してください。
できれば、その本の正しい使い方を教えてくれる人が身近にいるとよいのですが・・・。
アーバンなどは決して1ページから順番にすべてこなしていかなければいけないようなものではありません。つまみぐいのように、無理なく出来る音域や指使いの場所から楽しみながらやるようにしてください。音量をあげすぎないように注意してください。

長くなって申し訳ありませんが、最後に一つ。
吹奏楽部の部室や、学校の教室って人が入るとデッドな環境になりやすいかと思います。また、そもそも合奏は自分の音が埋もれてしまって聴こえなかったりします。調子を崩す大きな要因の一つとして、「オーバーブロウ」があげられると思います。明るい音で吹くのと、硬い音で吹くことを区別できず、自分に聴こえやすくするためについつい傍鳴りさせようとし、荒々しい音で吹いてしまいます。そうすると唇に大きな負担がかかり、のどが締まり、悪いクセがついていってしまいます。
そうならないようにするためには、いい音をたくさん聴いて、そのイメージをしっかり耳に植え付けるとよいと思います。また、失敗したり、高い音が出なかったり、自分の音が聴こえなくてもあせらずに、よーく耳を使って自分の音を聞き分けられるようにがんばってください。芯のある美しい音が出ていれば、ちゃんとした楽器であれば明るい音で鳴り響いてちゃんと自分に聴こえてくると思います。
トランペットって、メンタル面が技術の問題に大きく反映されやすい楽器だと思いますので。