re:う〜む・・今一伝わってないような・・・  #25502
投稿者: 椎名 (2005/06/20 22:49)

Qさんはその分野をどのくらい勉強されていて、どういう立場の方なのか存じませんので失礼になるかもしれませんが、はっきりいって私自身、唇が振動しているという事は、地球が丸いという事ほど確信が持てません。

もしかしたら大どんでん返しで「実は唇は高音域では振動していなかった!!」となるかもしれませんから。
実は振動してたのは前歯の下端でした!とか。(笑)
または舌の先でした!とか、マウスピースそのものでした!とか。

金管楽器の鳴る仕組みって、唇をマウスピースカップ内へ押し開きながらアパチュアから放出された息がマウスピースのカップ内で一度圧迫されてスロートへ入って行き、楽器本体の中で幾度と無く段差やカーブの抵抗を受けながらいよいよベルの先端から排出されようとするときに管内部の圧力と外の大気圧とのギャップという大きな抵抗によってアパチュアを作っている唇が押し戻されて閉じようとし、尚もアパチュアから放出されつつある息の力に押されて唇はマウスピース側へと開き息はベルの外へとまた押し出される・・・この時楽器の管体は唇の振動と連動して振動し、楽器の管内部で発生した音が楽器のもっとも大きな穴であるベルの先端から音がもれて外に聴こえる・・・だから唇は振動しているはず、という話だったかな・・・。うまく説明できませんが、確かこんな理論だったと思います。

この理論が正しければ唇は確かに振動していますが、唇の振動が音を作り出しているのでは無いともいえますよね!だって管がまったく振動しないような物質(ありえないかな、究極に振動しにくい物質)で作られていた場合、ムリに唇を振動させようとしてもラッパのような音はでないわけです。楽器本体があれだけ細かく理想的な振動をするからこそ、美しい音色が生み出されるわけですよね。
では、唇を振動させているのは楽器本体の方ではないでしょうか。マウスピースをつけずにバズィングしたとき、上下の唇が重なり触れ合う瞬間がなければ音はでませんが、楽器を吹いたときは上下の唇は触れ合っていませんが音がでますよね。

この理論が正しいと仮定すると、「唇が振動していなくても音が出る」、は確かに「語弊」がありますが、当たらずとも遠からずですよねー。アドバイスとしてはそれほど間違っていないような気がしますが。


だからはっきり否定するのでしたら、それこそかなりの情報量が必要になってきますし、やはりそこは科学的な見地から証明しなければいけなくなります。そうなると理解する側にもその能力が求められてしまうわけです。

・・・それってアドバイスと直接関係ありますかね?

「あの人が言うように高音域は唇は振動してないかも!」
「高音域は唇は振動していないんだ!」

Hatahataさんの書き込みだけ読んだら質問した側はこんな受け止め方かな?

でもそこでQさん方の意見があれば

「唇は振動しているって言った人が多いから、もしかしたら振動していないかもしれないけど、やっぱし振動してるかも!」

ってなる可能性ありますよね。

それで充分なのでは、という事なんです。
ここでその答えをハッキリさせるために一人の人間の勘違いや間違いをさらしものにするように指摘するのはどうかと。
そっとメールで教えてあげるとかでいいのでは、と思いまして。

でも実は、今私にレスされているのがQさんだからQさんに申し上げていますが、Qさんの指摘のされかたは僕からみればそれほどきつい言い方では無かったと思っています。事実と思われる内容を述べられていただけですから、受け止められる側に冷静さがあれば腹も立てなければ、傷つきもしないと思います。