re:チューニング  #25567
投稿者: hanako (2005/07/09 16:17)

 私もチューニングは大きらいです。
 一つの音でいくら合うまで合わしても、曲を吹くときには
音量や音色、吹き方によって音程はビミョーに変化する(させる)
ので、チューニングは気やすめ程度で、一つのめやすとして
とらえています。

 オーケストラやプロはそんなに時間をかけて合わしませんよね。
 音程は耳が鍛えられれば合うようになるし、
 自分でコントロールしながら合うようになるまでは、
ある程度の時間がかかるでしょう。

 音程を合わすためには、まず、自分の音がしっかり響いていないと
合わすことはできません。
 音程と響きは関係があって、吹くたびに響きが違うと
音程も違ってくると思います。

 響きの中で、ふだんから高めにねらって上っ面に当てるとかが
できないと、チューニングの時に合わそうとしても、
口先だけでごまかしてしまうことになってしまって、
いつまでたっても合いません。

 それと、練習の時や、楽器をしまうときでも、チューニング管を
1p〜2pくらい抜いておいて下さい。
そうすると、いつの間にか、抜いた状態でみんなに
合うようになると思います。
 いざ、上げようとするときにも、上げることもできます。

 本来どの楽器でも、1pくらい抜いて442Hzになるように
つくられているようです。全部入れても合わないようなら吹き方の
問題だと思います。

 耳を鍛えるといっても筋トレでなく(^_^)、歌の歌い出しを
ねらうように、メロディーラインを歌ってるように、ある程度
音のコントロールをして、たとえば「ラ」の音はこのくらいの感じ
というふうに考えて音を出す。

 それと、練習の時に、一つの音の中で、音を変えずに音程だけを極端に上下させて、グリッサンドのように、どのくらいまで音程を自由に変えられるかを試してみて下さい。
 この練習は音の響きを作るときや、リップスラーの時のヒントがたくさんあります。文章では難しいですが。どんな音程でも吹けるようにしてみて下さい。

 長くなりますが、もう一つ、同じ音でp〜f〜pとか、f〜p〜fとか
長く音をのばしながらできるだけ音程を変えずに音量を変えて練習をしてみるのもいいでしょう。
 チューニング問題は口先とか吹き方よりも息の使い方だけなので、
息を気持ちよく管の中にまっすぐに入れて、「息と仲良く」つきあって
あげて下さい。