re:初歩的なコードを教えて下さい  #25578
投稿者: カルビ (2005/07/14 00:08)

なんだか面白そうな話題・・・。
ひとまず、白蓮氏のご質問への回答をば。

>ディミニッシュコードは3音と5音と7音を半音下げたコード
間違いではないとは思いますが・・・場合によっては少し紛らわしくなる表現かもしれませんね。
恐らくここで言う7音は、「一般的なセブンスコードの7音」なのでしょう(と推測)。
例えば、ドの音を根音としてセブンスコード(C7)を組み立てると、
ドが第一音(根音)、ミが第三音、ソが第五音、シのフラットが第七音となります。
ディミニッシュコードは、ド、♭ミ、♭ソ、ラで構成されますが、
C7の第三音ミ、第五音ソ、第七音♭シをそれぞれ半音ずつ下げると、
ミ → ♭ミ、ソ → ♭ソ、♭シ → ♭♭シ = ラ となるのです。
なんだかごちゃごちゃして、なかなか見づらいですが・・・(^^;)
ってことで、こう考えると【7音を半音下げた音】と【ディミニッシュで加えた6音】は結果的に同じになるようですね。

さてもう一つ、度数に関してですが・・・
4度、5度(と1度、8度)は「完全系度数」とされているそうです。
これら、完全度数の音程を半音上げたものが増○度、半音下げたものが減○度と表されます。
では補足として、完全系ではない(2度、3度、6度、7度)はどう表されるか・・・。
これらが半音上がると長○度、それから更に半音上がると増○度と表されます。
逆に半音下がると短○度、更に半音下がると減○度と表されます。
これらは「完全系度数」に対して、「長短系度数」とされているそうです。

さて、○度の音程を言い表す際には必ず、完全○度(完全系限定)、
長○度・短○度(長短系限定)、増○度・減○度(完全系・長短系共に可)、と言い表すそうな。
そんなわけで、長○度という表し方は、長短系度数限定でしか使用できないため、
完全系度数である4度には、長・短という表し方はできません。
質問されている【長4度】という表現は無い、ということになります。

ところで、こういうものだ、と私は覚えてしまっているのですが、
完全系と長短系がなぜ区別されているのか、イマイチ把握できていなかったり・・・。
完全度数音階を転回したときに、転回音程もまた完全○度のままで
種別の変換がされないため長短系と区別されている・・・という認識で正しいのでしょうか。。

当方現在楽典勉強中のため、ご認識による間違いが少々あるかもしれません。
訂正・補足等ある方はお願いいたします(_ _)