re:誤解していたようで  #25853
投稿者: うめ (2005/09/23 15:20)

私の記憶違いで不快な思いをさせてすいません。教則本に書かれていたのではなく、パイパーズの竹浦泰次郎氏の連載に書かれていたものでした。
また、私はアタゴさんに対する鷲尾(弟)さんのアドバイスは的を得ているものだと思っています。ただ、例として示された、スーパーチョップスの肝となるタンギング(舌の使い方?)が私の知るところとは違うのです。

私の論拠となるものは、パイパーズ誌での竹浦泰次郎氏の連載記事です。また、鷲尾(弟)さんの記載された論拠となる文章もこの連鎖以前の記事によるものではないでしょうか?(全く同じ文章でしたので。)以下、すでにご存知とは思いますが、私の論拠となる文章の抜粋です。(原文に忠実に記載します。)

本誌で紹介したジェローム・カレの文章には、「舌は歯と歯のあいだを通して唇を突く」とかいてありますね。

竹浦
これも大きな誤解を生んだポイントのひとつ。この説明で、ほとんどの人が「ペッカー・タンギング」、つまりきつつきのように舌の先端で突くようなタンギングをしてしまっている。
そうではなく、ジェロームのタンギングでは下は唇に触れたままのポジションで、決して引っ込むことはありません。実際クリニクでは「舌先は唇を突くような動き」と言いながら「舌先は唇から離れない」と矛盾したもの言いをしました。
あくまで「Tea」のタンギングでトランペットを実際に吹いてみると、下の最先端はちょうど下唇に軽くあたっている状態になる。その状態でタンギングすると、かりにスイカの種が一つ入っていたとして、その種をプッと飛ばす。これを連発でやってみた動きに非常によく似ている。舌先が下唇にあたったままで「Tea」と言うのと同じ動きを続けてみると、やってみた方はすぐに分かりますが、歯と歯の間から唇を突いたような感じになるんですね。しかしこれは、舌先を上下の唇に突く「ペッカー・タンギング」の動きとは、根本的に違う。ここが重要です。

以上です。

ここでは、アタゴさんに一例として示されたタンギングはジェローム・カレの奏法でも良しとされていないのではないでしょうか?以上の根拠から例として示されたものとしては、この奏法を誤解させるもので不適切ではないかと思い意見を書いたのです。

このMLには中学生から大人までさまざまな年齢のトランペット奏者が集まり、演奏するジャンルもさまざまだと思います。そうした中で、各奏法や吹き方等を例として出す際にはできるだけ間違いのないものを記載しなければいけないと感じているのです。また、今回のようにお互いの意見の「論拠」を具体的に示すことも重要だと思います。そうすることによりお互いの意見の理解を深めることのもなると思うのです。
また、そうした意見交換ができる方だと思ったのであえて鷲尾(弟)さんへ書き込みました。私の書き方がまずく、不快にさせてしまったのは反省しています。ごめんなさい。決して喧嘩を売ったわけではないのでご理解ください。

アタゴさんにこの奏法を勧めているのではないことも重々承知しております。あえて書かせていただければ、スーパーチョップスについて情報を知りたい方が読まれた場合、誤解を招くのではないかと危惧するのです。過去記事の検索もできるのです。ですから、奏法名を明記される場合は、慎重にといいたかったのですが、私の文章力で真意が伝わらなかったようで反省しています。

私もいろいろ遠回りをしましたから、若い方たちにはいろいろな道を選べて、その中で回り道をしないで行く道標にこのMLがなってほしいものです。

これ以上の議論はこのスレッドでは不適切だと思いますので止めましょう。
私からの書き込みはこれ以上はありません。鷲尾(弟)さん、ありがとうございました。