re:メッキによる違いについて・・亀レス失礼  #26053
投稿者: ロータリーTrp1号 (2005/11/15 13:13)

 私は普段横ラッパしか吹きません。しかし、先日縦ラッパを試奏してみました。いずれもヤマハです。ヤマハのC管シカゴモデル、B管のゼノ8335Gのラッカーです。C管はおいておくとして、B管のラッカーは吹奏感、音色ともよくないと感じました。主な原因は試奏室があまりにデッドな音響だったことでしょうが、C管の音色のまとまり感がとてもよかったので、楽器の要素はやはり小さくないと思います。
 後日、別の楽器店で特注品の8335SH1(だったかな)を吹きました。確か、GBベルSPでベルインナーGPというものです。基本はその前に吹いたゼノと同じで、仕上げが異なるものです。で、結果は、Very Good!今度縦ラッパ買うことがあればこれがいいかも、と本気で思いました。吹きやすく、音色がとてもよくまとまる。人にも自信を持って薦められる。
 違いは何でしょう。やはり仕上げでしょうか。このときは仕上げの差をすごく実感しました。SPは、そしてよりGPは音の輪郭がでて、そのことが楽に音をまとめさせてくれるなあ、と思いました。

 横ラッパも同様で、私はヤマハラボB&C管GBGP、レヒナーC管GPなど、GPモデルを使っているせいがあるかもしれませんが、リコ・キューンB管のSPを2度ほど吹いた時、あまりよく感じなかったのですが、GPのB管を先日吹いたとき、すごくいいと感じました。やはりより音に輝きがでて、まとまるんですね。SPもまとまりがでますが、GPはよりまとまりが出て、輝きと遠達性が増すように思います。またより柔らかさも出せ、音色の変化の幅は最高だと思います。GPをタイトに感じることもあるかもしれませんが、楽に吹いて、楽器の持つ能力に頼るべきは頼れば、音が通るのでかえって楽ではないでしょうか。ラッカーは比べると音が散乱する感じが私にはします。現時点での好みなら、見た目、何より音色でできればGPの楽器を選ぶでしょう。ただし、値段が倍ぐらいすることもありますから、そこが問題ですが。