re:音だしについて
#26189
投稿者:
やちまう (2006/01/09 02:37)
マウスピースを用いた練習には賛否両論がありますが、私は正直言って… 『その日の調子が良くなるのならばやってもやらなくてもどちらでも良い』と考えています。 目的は楽器(トランペット)を吹くことであって、その単なる部品であるマウスピースを吹く ことではないハズです。では何故マウスピースを吹く練習があるかというと、それは楽器を 吹くための準備運動だと思えば良いのです。 つまり、良いコンディションに持っていくための自分なりのペースで行えば良いだけです。 ある人はのんびりと時間をかけて準備運動をするかもしれませんし、 逆に準備運動はごく短時間で済ませた方がよい状態になる人もいます。 ですから、「何分間やらなければいけない」とか「何分以内でなければいけない」とか 決めること自体がナンセンスだと思います。 しかし、学校の部活動等で初心者と一緒に練習しなければいけない様な場合は、 基礎練習をルーチン(日課)として初心者にペースを合わせてあげなければならない シチュエーションもあるでしょう。 さもないと初心者は自分のペースのつかみ方が分からないうちにハチャメチャな練習しかしない ということにもなりかねません。それゆえ先輩という立場柄、後輩を「型に嵌める」という手法を とる人が多いことは事実です。(←実は弊害の方が多いのです…) かといって…マウスピースだけで毎回(毎朝?)20分は長すぎるような気がします。 楽器で練習できる環境にあるのでしたら、時間配分を考えて、楽器での練習に時間をたっぷり 取れるようにした方が得策です。これは#26188で、うめさんも仰ってますが私も同感です。 で、私は実際どうしてるかと言いますと… 全くマウスピースでの練習をせずにいきなり楽器で練習してしまう日もありますし、 逆に神経質なほど感覚を研ぎ澄ましてコンディションを確かめながらマウスピースで 口慣らししてから楽器での練習を開始する日もあります。 つまり、同一人物でもその日の体調によってメニューが違うという事です。 競馬の騎手が自分の手首を握れば自分の体重が分かるように、ある程度の経験を積んだ奏者なら 自分の唇や頬を触れればその日の自分の調子がある程度は読めます。 調子の悪い時には#26187で、アタゴさんが書いていらっしゃる方法(勝手に振動するまで待つ) も効果的です。ある程度、唇がほぐれてから楽器で練習すれば効率的な練習が出来ると思います。 ※もちろん唇だけではなく息や体全体も大切です。 # “二日酔い”とか“徹夜”というNGワードを避けたら # 長文になってしまいました…(^_^;) -- やちまう ymch@din.or.jp http://www.din.or.jp/~ymch/trp/ |