re:早いパッセージを吹く時のタンギングは?  #26264
投稿者: 鷲尾(弟) (2006/01/31 16:47)

ジャズのフレーズでは、16分音符の並びは「タ・タ・(ア)・タ」と吹くのが
基本になっていると思います。ちなみに(ア)の部分は舌を突ついても突かなくても、拍が聴こえればそれでよし、と思います。ですが、これを厳守する必要はなくて、全部タンギングしてもそれはそれでアリみたいです。クリフォード・ブラウン等はその典型的な人です。
個人的に思う事ですが、舌を突かないのにタンギングしているように聴こえさせる方法というのがあると思います。フレディ・ハバードが良い例で、2度や3度くらい離れた音の並びを高速で跳躍する時に息を十分に吹き込んでいれば、音と音の間に息の音が一瞬だけ入り、あたかもタンギングをしているかのように聴こえるのではないかと考えています。

早いメロディを吹くにあたっては、イメージが大切だと思います。音と音に間にどんなニュアンスを込めるかが、そのフレーズの色あいにも影響すると思います。クレシェンド・デクレシェンド・アクセントの位置など表現方法のためのツールはたくさんありますので、どんな表現をしたいかをしっかり持って、それに向けてニュアンスを付加していくのがいいと思いますがいかがでしょうか。