re:早いパッセージを吹く時のタンギングは?  #26285
投稿者: ずーかー (2006/02/06 02:08)

お京夫人さんみたいに30年もラッパ、しかもベイシー(王道!私も
大好き!)をやっていらっしゃる方には釈迦に説法になってしまい
ますが・・・、

「アドリブ」も結局は「メロディ」と全く同じアーティキュレーションで
良いのではないでしょうか。つまり簡単な法則などは無くてフレーズに
合わせてタンギングを「一番効果的な場所に入れる」ことが最も大事だと
いうことではないでしょうか。(よく、理想的なアドリブのフレーズは
それ自体がメロディの様だと言いますよね)

特にソロの場合は「8分はこうするべき」、「16分はこうするべき」、
というよりも曲調やテンポやフレーズに合わせて好きなところに入れれば
誰も文句を言わない(そして言わせない!(笑))、ということで?!

と言いつつ個人的には、8分のフレーズは裏を強調しつつ(そればかり
だと単調でつまらなくなりますが)レイ・バック気味に吹く。
逆に16分はフレーズのかたまりやピークをタンギングで強調しながらも
スラー中心に流れる様に、そしてストレート気味に吹く。
そして、その2つ(プラス、3連等)を織り交ぜていくことによって
ソロのスピード感にメリハリが出てくるものと考えています。

その点(ラッパ吹きではないのですが)チャーリー・パーカーは天才的
だったと思いますね。録音が古くて細かい部分が聴き取り難いのが
ホントに残念です・・・。
一応Bb版のtranscribe本も出ていますので、CDと一緒にやるだけ
でもかなり参考になりました(難しくて殆どちゃんとできませんし、
あんなのラッパでやる事自体が自殺行為なんですけどね・・・)。