re:音量と息のスピード  #26542
投稿者: スウィンギー (2006/04/15 02:08)

何年かぶりに投稿します。この問題はラッパ吹きにとっては永遠の課題ですね!私の持論と他の方々の意見をまとめた事を言いますと(これは人それぞれ違った唇、骨格、歯並びを持っていますので絶対に正しいとは言えません。)息の量=音量、息のスピード=音程だと思います。ひとつ想像してみて下さい。竹筒、ホース、ストローの3種類に同じ時間、同じ量の息を吹き込む。当然ストローが一番スピードがつきます。これが高い音を出す方法です。それではどのようにしてこれをするのが理想的か?一昔前まではアパチュアによって操作すると言われてきました。しかし、現代の奏法はアパチュアではなくシラブル(発音)によって操作するのが一般的です。シラブルというのは要するに母音を発音するようにします。高音からi-e-u-o-aと…。タンギングをするならばTi-Te-Tu-To-Taと音域によって発音が変わります。この方法なら音域によってアパチュアで操作するよりも音色が変わりにくいと思います。しかしながら口の中の容積は個人差がありますし、限度があります。この限度を超える所からアパチュアを操作すれば良いと思います。このシラブルのフレキシブルを鍛えるメソードとしてピエール・ティボーさん、そしてジェームス・スタンプさんの教則本が日本でも出版されています。解説書としては「トラムペットを吹く人のために」という本が昔ありましたが、今でも出版されているかは不明です。良かったら参考にしてみて下さい。