re:最近のバック  #26782
投稿者:  (2006/06/13 14:05)

 1979年のBachを所有しています。ベルは72でNY工場で作成されたものです。新しいBachと吹き比べをした感想です。参考になれば・・と思います。
・管の機密関係は随分良くなったと思います。
・チューニングスライドからツバが漏れなくなりました(笑。
・ピストンもシャカシャカいわなくなってますね。
・楽器の鳴りですが均一に振動するようになってしまってます。
(私の所有するBachは鳴る=激しく振動する場所、振動しない場所がベルに分布してます)悪く言えば今のモデルは余り鳴らない楽器に仕上がっています。ベルに重りを貼ればナントカなるかも・・・・。
・楽器の最大音量のレベルが低くなってきていると感じます。
・細部の仕上がりは綺麗になってますね。
 BachのTpは、工芸品から工業品へと変貌してしまったという感想です。
 ベルの厚さはより均等になり、マシン測定上は理想的な振動かもしれませんが、ハンドメイドがより残っていた以前のBachと比べると、Y社の楽器に近づいたの?(いや、むしろY社もハンドメイドにこだわった楽器があるし・・・)という感想です。
 楽器自体の振動をどう考えるのか?もポイントでしょう。より振動しやすい楽器本体=良い音の楽器ではないと思います。空気の振動を抑制する箇所や増幅する箇所のバランスが昔のBachのほうが優れていたのかもしれません。
 最近NY時代の限定復刻版(この辺からして、眉唾って感じですが)はハンドメイドテイスト(風)であり、評価は分かれると思います。
 今のBach買うかどうかですか?
 お好きならどうぞ・・・