re:本番に弱い私・・・  #26805
投稿者: 浦島 (2006/06/18 18:41)

思わずこのテーマには反応してしまいました(笑
私もお京夫人さん同様、相当なビビリ性です。あだ名も「ゲネプロプレイヤー」を頂戴しているほどです。
けど、どうにかこうにか吹ききることができる本番もあるんですよ。その本番を自分なりに分析すると・・・
1. 本番を(イヤでも)想定して(しまって)、練習時からビビって(しまう)おく。
2. 「びびり」を科学する。
3. 周囲の人にも「びびり」を包み隠さず知ってもらい、応援(協力)してもらう。

こんな感じです。
(1.)は、自分の練習時の姿勢だと思っています。本来「本番」に乗るための「練習」ですから、「本番」を想定して「練習」するのは当たり前ですが、どうもこれが「練習」のための「練習」になっているときに、ビビっているようです。要は、適当に技術があると「本番」をナメているわけです・・・いや、私に技術があるかどうかは別にして、正直「過信」している事があるのは事実です。これを改善します・・・・練習前には本番の舞台を想像します。目をつむって、スポットライトや舞台での隣の人たちとの距離感や、舞台のにおい、あるいは「空気」を出来るだけリアルに想像します。これで練習中に「ビビれ」たらラッキーです。あらゆる体のバランスがどういう風に崩れて、ビビった音になっているか、すぐにチェックしましょう。私の場合は完全に呼吸が浅く、体のバランスが上に上がってしまっています。そこであの「ビビリサウンド」が生まれて、「こんなはずじゃ・・・」という意識でさらにビビっちゃう・・・・。過去一度、周囲の人には笑い者になりますが、本番の衣装に着替えて練習した時もありました。練習中に「ビビる」には結構効果があると思います。

(2.)ビビリって、やはり脳の中で何かが起こっている訳ですよね。以前軽くネットで調べたんです。すると、アドレナリンとセロトニンの関係が分かりました。私は全くの専門外ですから詳しくは分かりませんが、アドレナリンの分泌量が増すと、あの本番でおこる様々なビビリを引き起こすようです。対してセロトニンの分泌が起これば、それらの症状は抑えられるようです。セロトニンの分泌を促すような方法を出来るだけ実践します。実際の方法はググって見るといくつか出て来ます。中でも「深い呼吸」とか、「明るい環境」とかは、なんか心当たりが・・・。

(3.)私だけかもしれませんがあえて告白すると、ビビる時ってだいたい心のどこかで、「慢心」があるんです。(練習では)人よりちょっとうまく吹けるとか、過去の実績がある自分が「この位吹けるぜ」とか思っちゃうと、もうギリギリ本番直前にはどこかに「舞い上がって」しまっているんですね。本当は大して吹けないくせにそんな「天狗」になっているともう完全にアウトです。吹奏楽でコンクールに出場経験のある方なら容易に想像できるかもしれませんが、前の団体の演奏を舞台裏で聴いていたりして、ちょっとラッパがうまかったりするとはじめは「なにくそ、オレだって」とか思えるんですが、もうスポットが明転した瞬間に脳内ではアドレナリンがドバァ〜〜っと(笑
自分がビビリ性なのは、自分以上に周りの仲間が知っています。私は常に回りに「仲間」が居る事を意識します。両隣にも前後にも、私は仲間に囲まれているわけです。その仲間の中で演奏している事を意識しています。仲間の和音の上に自分はそっと乗るだけ、仲間のリズムに合わせて自分はメロディを吹くだけ、仲間の対旋律に対して自分は主旋律を吹くだけ、のように、自分一人では何も出来ないけど、だからこそ仲間が居る訳で、それはいつでも隣に居てくれて、支えてもくれる・・・そう思うようにしています。決して個人プレイではないんですよ・・・どんなソロが来ても一緒です。

あぁ、なんか嫌みっぽい精神論まで展開してしまいました。偉そうにすみません。けど、私もいつも、このビビリには参っているので、ついつい・・・。
けど、ここ最近は上記の事を真摯に考え実践するとこで、ちょっとはマシになっているようです。仲間からも、「今日は良かったんじゃないの?」なんて評価される事もしばしばです。
自分一人で悪循環を断ち切るのは難しいでしょうね。けど、お京夫人さんにも仲間が居ると思います。
お互い肩肘張らずに、楽しみましょうよ!!