re:吹奏楽で・・・。  #26857
投稿者: Bugler (2006/07/13 22:08)

知覚過敏ですか?いや音覚過敏?
なんとなく楽しくないような状況が目に浮かびます。(勝手な憶測で申し訳ないです)
あまり音覚過敏にならずにおおらかに吹くと音は自然に合うものというのが、個人的意見です。
音を合わせのに、残念ながら近道はありません。自分の耳を信じて、基礎練習を気持ちを込めて行うことです。
私は、50代のトランペット愛好家ですが、私が思うことを独断と偏見で記載します。もし、何らかの参考になれば嬉しいです。
《音を合せる工夫》
1.楽器のツボにはまった音を出す事を心がける。(一般的には、チューニング管は1cmから1.5cm程度抜いた状態をノーマルとして練習して下さい)
チューナーで音があっていても、ツボにはまった音でない場合は、合奏をしてもハーモニーは生れません。
筒一杯の音を出す事が大切かと思います。(音量ではありません。楽器が正しく鳴っているという事です)
ロングトーンはmpかp程度で行うのが適切でしょう。加えて、ダイナミックトーンpp→ff→ppという形でロングトーンを行い、
音作りをして下さい。この時、音が開き過ぎないように(口が開き過ぎないように)。イメージはベルの幅の音が、まっすぐにでるような感じです。
遠くに音を飛ばしているイメージです。ステージならばPPでも大向こうに届くという音です。
合せて記載するならば、合奏時に指揮者の少しうしろの上の方で皆の音が交じり合うイメージを作って下さい。
ホールならば、マイクが天井から降りている位置がありますね。その位置で響かせようと思う心です。
2.音程に対する工夫
次は音階練習です。全てのキーで音階が吹けるというのが理想ですが、とりあえずは、♭は4つ程度まで、♯も4つ程度まで、
つまり全部で9つのキーで音階が自由にできることを訓練して下さい。それぞれ、全音符、二分音符、4分音符、八分音符ですらすら音階が出来るように訓練して下さい。どのキーに対しても、ドレミファソラシドのイメージが変わらないようにして下さい。
3.ハモル訓練
さて次は、パート練習として、ハモル練習です。コラール練習が適切だと思います。
先ずは、二人で重奏を行ってハモル感覚を掴んで下さい。簡単な歌が言いと思います。『♪兎追ーいしかの山ー♪』とか、
『諸人こぞりて』とか、何でもいいです。賛美歌なんかも良い練習になります。トランペットパートの色々な人との組合せで練習してみて下さい。
アミンの『待つわ』なんてのも良いかも(ふるッー、笑い)
その次は、ハ長調の主要3和音で、Tp3パートでハモル練習です。ドミソ、ドファラ、シレソですね。
根音を出して、次に完全5度音程を出し、そこに(長)3度の音が入っていくという練習が最初に取組む課題ですね。
これで、よいハーモニーがだせれば、次に進みます。
1.st:ドドドシド、2nd.:ソラソソ、3rd.ミファミレミです。それぞれの音を全音符程度でパート練を行って下さい。
パート割は固定するのではなく、色々なパートを順番に担当して下さい。
この練習は心を込めて、人の音を聴いて、時間をかけて練習して下さい。義務的な練習はまったく意味がありませんよ。
1st.は歌うように、2nd.は1st.より少し大きな音で、3rd.は全体を包み込むように吹いて下さい。
当然ながら、ハモルというのは、音程だけではありません。音量バランスも重要です。
余談ですが、上手いから1st.下手だから3rd.という事は決してありません。役割が違うだけです。
2nd.がTpパートの要になりますし(主に和音を決めます・長調or短調orその他)、3rd.は他のパートとの橋渡し役かもしれません。
3rd.の人は、合奏中には違うパートの誰と同じ音を出しているというのを意識しておかねばなりません。それを音で、
2nd.1st.に伝えるような気持ちが大切です。
音がハモった時ほど楽しい事はありません。まさに至福の時ですよ。自然にパートの中で一体間が芽生えます。
これだけの事を練習実践するには、かなりの時間がかかります。音を合せるのに近道はありません。日々精進です。
頑張って下さい。ユニゾンについても同じです。少なくとも上記1と2がある程度できれば音は合います。
3でパートの一体間が出来ればさらにユニゾンはあいます。




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