re:ロングトーン する派?しない派?  #27107
投稿者: Bugler (2006/10/10 14:00)

何回か書き込みをさせて頂いた、トランペット吹きのおじさんこと『Bugler』です。今回は、アプローチ方法を少し変えて書いてみました。
これでも、真面目に考えて書いています。

『ロングトーン』のやり方は人それぞれ!!、イメージも人それぞれ!!
無機質・根性吹きロングトーンなら『しない派』です。
総合的・音楽的ロングトーンなら『する派』かな。

今は昔の物語、
私が中高時代の運動部は、『うさぎ跳び』練習をよくやっていましたね。
又、クラブ活動中・試合中は、水分をとらせないなんて事もありましたね。
今となっては、笑い話のようですが、このようなことがまかり通っていました。
 私の高校でも、ロングトーンと称して、8拍吹いて4拍休みのロングトーンを
延々とやらされていましたね。メトロノームのネジが終わるまで(古い?)とか、
しかも、フォルテで吹けとか、又、自分の音が確認出来ないような状態での練習でしたでしたね。私は、これで高校の吹奏楽部を3ヶ月でやめました。
(35年以上前の話ですが)

ロングトーンは、音作りと音の安定と息使い等々に重要な事だと考えています。
しかし、無機質にただ長く吹くのは無駄ですねえ。
自分の耳で自分を音を注意深く聴きながら、丁寧にロングトーンするなら良しでしょう。一回の音をやたら長く吹く必要はありません。音の出し始め(タンギングする場合ならスパッと立ち上っているか、タンギングしない場合は、息が出てから音が出始める過程を感じているのか)や、伸ばしている時の安定度、吹き終わりの処理のしかた(一般的には余韻を残しながら如序に消えていく音程はもちろん変わらない、意図的に音を止める練習もあり)を考えながらやれば意味があるでしょう。

これまでにも、たくさんの皆様が書かれていたと思いますが、スケール練習もロングトーンの延長ですし、リップスラーもロングトーンの延長ですよね。極端に言い方をすると、曲の演奏もロングトーンかもしれませんね。音楽的にロングトーンを行おうとするならばOKでしょう。

しかし、まー、なんですねー。
『ロングトーン』という言葉が良いんだか?悪いんだか?。

スポーツがだんだんと科学されつつあるように、吹奏楽の科学的アプローチも進む事を望みますし、それが、広く世間に公開認知される事を望みます。
『発掘あるある大辞典』などで、≪間違っているあなたの練習方法、これであなたも良い音が!≫なんて、テーマはありえないでしょうね。(笑い)