re:危険を感じる  #27449
投稿者: 椎名 (2007/04/26 10:59)

僕は正直な話、マウスピースも楽器もかなりころころ換えてきた方だと思います。

21歳から現在27歳にいたるまでの6年間、実にいろいろな楽器・マウスピースを試してきました。

もしも音色を最優先するなら、バックの37ベルに旧刻印以前のバックのマウスピースで吹いていますが、現在はマウスピースはヤマハを使っています。

なのでオルファさんのご意見とは相反してしまうかもしれませんが、自分のやりたい音楽を達成するためにこそ、耐久力・音域・コントロールの面においてよりよい結果が得られる道具を選ぶこともあると思います。
というのも、毎日毎日2時間以上も練習しているのに、週に1回しか吹かない人に音色・耐久力・音域・コントロールの面において負けてしまうこともあるからです(私は最初の2年〜3年はず〜〜っとそうでした)。

ちなみにある友人は、月に1度すら怪しいくらいラッパを触らずに1年間でハイベーまで出るようになりました。

さらに僕の彼女は初めて楽器に触って5分でドレミファソラシド、1オクターブ制覇しました 笑(かなりいい音出してました・・・天才と呼んでいます。)

トランペットは、苦労する人は苦労しますが、吹ける人にとってはとてもたやすい楽器なのではないか、と思ってしまいます。

そこで、道具を換えてみるわけです。最初から与えられた道具で吹けた人にとってはマウスピースなどどれを吹いても、楽器などなんでも大した問題ではないかもしれませんが、吹けない人がマウスピースを変えたら楽器が楽に鳴って、初めて唇が振動する(リードになる)ということをおぼえた、なんてこともあるわけです(これ、自分のことです・・・中川モデルの15B4NEEで目からウロコでした。それ以前は7Cや5C、ジャルディ7Mと割と小さめ)。

それからいろいろな楽器を試すと、楽器の仕組みや構造にも興味を持ち、だんだん詳しくなってきて、それが楽器の鳴らし方を知るひとつのきっかけにもなることがあると思います。また、楽器によって高い音が出やすかったり、耐久力があがったり、重い音、軽い音、明るい音、暗い音など音楽的な違いも知ることができます。また、個体差も知ることができ、自分自身で楽器を選定する能力もだんだん身につきます。

あまり短いスパンでコロコロ楽器(とくにマウスピース)を換えるのは反対ですが、自分である程度期間を決めて、いろいろ試していくことは賛成です。