re:「ベルヌーイ効果による自励的振動」  #27879
投稿者: eigenvalue (2007/08/25 01:40)

雨戸さん、またまた、こんばんは。

ちょっと難しくて私にはわかりません。
”ベルヌーイ効果による自励的振動”はベルヌーイの法則、あの「鉄の塊の
飛行機の飛ぶメカニズム」説明に用いられるものは、難しい流体力学の方程式
から出てくるような気がしました。
科学エッセイストの竹内薫さんの本に、「実は飛行機の飛ぶメカニズムはベルヌ
ーイの法則で説明できるのか怪しい」という論争が最近賑わしているということ
が載っていました。
方程式が難しい分、解ける範囲で人は都合良く解釈するものかもしれませんね^_^;

”唇の固有振動数”に関しても、なかなかわかりません。
板でなく弦にしたら、その方程式は弦の振動数は

 弦の振動数 = {(弦の弾性係数÷弦の線密度)の平方根}÷{弦の長さ}×自然数

で決まると思います(高校物理だったかなぁ)。
この公式を使うと、1オクターブ上げる(2倍の振動数を得るのに)

1)弦の弾性係数であれば4倍する
2)弦の線密度であれば4分の1倍にする
3)弦の長さであれば半分の長さにする

となります。でも、この公式ちょっと変ですよね。息の圧力とかスピードに
対する”外力”のようなパラメターが入っていません。

次の仮定を置きます。
「息の圧力が上がっても弦の長さ(アパチャアの大きさ)は変わらないとする。」
このときは、弾性係数=一定値×息の圧力 と考えられますので、公式の弾性係
数を息の圧力に置きかえると

 弦の振動数 = {(息の圧力÷弦の線密度)の平方根}÷{弦の長さ}×自然数

となります。つまり

1)息の圧力を4倍すると1オクターブ上がる

となります。納得できますか??


ほんとうならば元々の弦の方程式に何か、”外力”に対応する新しい項を付け
加える必要があります。また、自励的振動を再現するにはさらに付け加える項
が複雑になり(非線型非斉次偏微分方程式となって)解けるかどうか、、、少
なくとも私なら数値計算をしないととけません。

誰か教えてくださーい!!(笑)