「歌うように吹く」と楽に響く?  #27890
投稿者: 雨戸 (2007/08/25 23:46)

manさん、こんばんは!

「>#27627でのやちまうさんのタンギング(シラブル?)の練習方法」
をいろいろ試してみると、今より楽に音を出す方法(仮説)が浮かんできました。

長いし、内容も間違いかもしれないので、読まれないほうがいいと思います(汗)なんの価値もないかもしれません。
でも、もし一緒に考えてみようかなとか、批判してやろうかなと思われるようでしたら、見てやってください。

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この「タンギングの練習方法」で第2線のソ(F)を出しながら、といっても風の音ですが、
そのときに声帯でもソの音を小さく出してみると、
風の音に響きが発生して、同時にアパチュアのごく細い部分が振動をはじめました。
声帯の音の音程をソの上下にはずすとこの響きはたちどころに消えました。

僕自身の実験と他の情報と僕のいいかげんなあてずっぽう(^^)をあわせてみると、

このとき音を出さずに声帯をソの音程にあわせて、ソの音が出始まるぎりぎり手前の状態にすると、音は出ないけど
ソの音程のかすかな振動が息に混じっている可能性があります。

さて、息が唇という狭い穴から吹き出るときに、自然に呼気が振動をはじめるといわれています(「ベルヌーイ効果による自励的振動」 )。

呼気が自然に振動をはじめるにはその音程にふさわしい一定の条件が必要らしく、
それは、結果的にできるアパチュアの形と大きさ、唇の弾性、息の圧力、結果としての息の流速などで、
その中でも息の圧力は大きな要因になるようです(これは今夜実験した結果です)。

高い音ほど大きな圧力が必要で、僕のような下手な人ほど大きな圧力が必要で
、5線を超えた音なんかは体の血管が全部破れるほどいきまないと出ないことになります。

ところが、僕のこの限界を一気に下げることができそうなのです(たいていの人はやっていることなんですが;)。
それは、ソの音を出すときに息の圧力にソの振動を加えることです。
これは簡単に試せますが、ソの音程を発声しながら吹くとずっと低い圧力で鳴り始めます(汚い音ですが)。

で、声をださずに息にソの微小な振動を与えられる可能性があります。
口腔と声帯を同調させることです。

息が肺の中から唇の外まで出る間に狭いところが唇のほかにあります。
声帯です。
ソを歌うようにすると声帯がソの音を出す構えをとります。
このとき声帯の隙間を通る息が自励振動をおこしてソの微小な圧力波を息に加えます。
同時に口腔がソに同調していると、その微小な振動が維持されて唇に到達し、
唇から出るときにより低い圧力でソの自励振動がはじまって、音が響き始めるんじゃないかと思います。

結局、「歌うように吹く」の中身にこの声帯と口腔の音程への同調が含まれているということになります。

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じぶんの思いつきと実験から考えて「大発見」したような気になって書いちゃったんだけど、
こんなこと、今まであちこちでいわれてきたことですねぇ。
でも、いろいろ工夫して実験している間に、大変だった第3間のドがずいぶん楽に出るようになってきました(^^)

とらんべったぁ、雨戸でした