re:息の支え の 試行錯誤
#27942
投稿者:
Kuta (2007/09/01 00:18)
息を吸って(ブレスして)吐く(吹く)の動作が別々になっていませんか? 息を吸ってアンブシュアをアンブシュアをムズムズ調整して、あそこの力が どうの・・・と考えてプーと吹き出すようなスタイルに成っていませんでしょうか?だとするとこれはとても悪い習慣です。 ブレスを取って吹く一連の動作は基本的に繋がっていないとだめです。 つまり、音を出すということと、ブレスを取ることはセットで練習していなければ基本的な奏法の土台を作ることはできません。振り子が行って返ってくる のと同じ感じです。 例えばメトロノームに合わせて4拍吹いて4拍休む、その休む4拍のうちの 差後の1拍でブレスをとって次の4拍吹き始める、アタックに失敗したらまた 休む4拍からやり直し、というような練習がトーンと作る基本中の基本練習です。 息の支えはこのような一連の動作の中から身に着けていくようなものです。 Tpを吹くということは、アンブシュア、息の支え、ブレスと個々の要素が 個別に完成されていくものではなくて、すべてが支えあって完成している ものと思います。よって、息の支えとは?と一部分だけ取り出して研究 しても成果はあがりません。 子供ではないので、納得できないと先に進めないし気になって仕方ないと 思います。ですが、ある程度上達してからでないと理解できないことも楽器の 場合多いので、始めからあまり細部にこだわる練習はかえって上達を妨げま す。 もう少し、Tpを吹く一連の基本的な流れを身につける練習が先で、 もっとベルから出る音に真剣になる必要があります。 (雨戸さんの文面からはあまりそう感じなかったもので) そのプロセスで「あ、これか」という感触がつかめるときがあり、 この積み重ねが上達です。 腹の筋肉を使って無くても、上唇より下唇が振動しようが、それは良い音を 出せて拍手をもらえればどうでも良いことです。 ちなみに、息の支えについては、James Stamp著「Warm-Ups + Studies」 (EDITIONS BIM)がとてもいいヒントが満載です。 とても有名な教則本でアーバンほど難しくは無い(基本的にはウォーム アップなので)のでお勧めです。 |