re:リップスラーとプッシュ/イキミ  #27959
投稿者: 糸色 望 (2007/09/07 09:38)

eigenvalueさん、こんにちは。
 >B(+3)が鳴らせる最高音でロングトーン打率は2〜3割
 >F(+2)は打率は6〜7割
 >Es#(0)は打率は1割以下
ですか・・・・。
今は、第2の壁にぶち当たったあたりでしょうか。
ちと、問題なのは
E(0)のヒット率が10%以下ということ。
なぜ、ロートーンがヒットしないか?を考えた方が良いと思います。
まず、唇全体をイキミ過ぎてアパチュアは狭く
なっていることが原因で豊かなB(+3)が出ないのでしょう。
シラブルをご存じとのことなので
E(0)のヒット率を99%にすることをお勧めします。

Tpを吹き始めの頃は、ハイトーンばかりに気持ちがいってしまって
緊張しすぎ、リキんだ奏法で音を出そうとしますが
もし、最短で上達したいと思うのでしたら、その練習方法は
かなり遠回りな練習だと思います。
 ハイトーンがでないと、失敗と考えずに
スカーっと息を通すだけでも良いと思いますヨ。
 B(+1),F(+1),B(+2),D(+2),F(+2),B(+3)
のリップスラーだと、だんだん、緊張する方向へどんどんエスカレート
してしまいまよ〜。
ましてや、イキンで冷静な思考や判断ができなくなってしまいます。
B(+1),F(+1),B(+1),F(+1),B(+2),F(+1),B(+2),D(+2),B(+2),D(+2),F(+2),D(+2),F(+2),B(+3),B(+2),F(+1),B(+1)
といった徐々にハイトーンに上ってゆく練習が良いと思います。
コツがあって
1)シラブルは、頂点では「e」中温は「a」低音は「o」に近い舌の形のイメージをして、吹き始めます。これは知ってますね。
2)腹筋は固めるだけで、腹筋で息を押しだすのではないと思います。
背中からわき腹の筋肉で息を押し出します。
3)高音にゆくたびに、息の量を増やすのではなく、息のスピードを上げます。
4)プレスは極力しません。私はテーブルの上に置いて、楽器を吹いてもF(+2)を吹くことができます。プレスは最小限にとどめるということです。
もし、プレスしたくなったら、上唇ではなく下唇で殆どのプレスを受け止める気持ちが大事だと思います。
5)コツを掴む練習なので、疲れたら休みましょう。トレーニングですが、筋力UPが目的ではありません。どうしたら楽に吹けるか・・というポイント、コツを探します。音が出なくてもがっかりする必要はありません。
6)大量の息を吐き出そうとして、唇がパンクしそうになり、プレスしてしまい、両脇からブレスが噴き出す経験を誰もがします。ブレスの支えは必要ですが必要以上の量はいらないと思います。
音のup、Downの下がった音で、冷静に立ち返って、色んな事を自分でチェックしてはどうでしょう。

 私はタングマジックのクリニックに参加しました。そのクリニックは「楽々ダブルハイCを出そう」いわゆるB(+4)ですね。
そのクリニックで、みんな吹かされるのですが、だいたい、「もう一度」とやり直しさせられる音は、詰まった低音、よわよわしい低音を出しているプレイヤーでした。
 リキんでいるから、シラブルは狭すぎるから、低温が鳴らない、ヒットしないということではないでしょうか?

とりとめのない話になってしまいましたが、経験からいうと、低い音を鳴らすことができれば、おのずとハイトーンもヒットするようになりました。
コツは何か?と聞かれれば
ブレスコントロールとリキミ過ぎないことだと思います。