re:リップスラーとプッシュ/イキミ  #27970
投稿者: hanako (2007/09/10 12:11)

 始からオープン(解放)でやっちゃうとやりにくいよね。
 始は、下のふぁ♯からはじめるとやりやすいですよ。ピストンをたくさん押しているほど抵抗みたいなものが多くなって音が変わりやすいんだよ。
下の音が出しにくいのなら、ド〜ソから下にゆっくり下りていくようにすればいいんじゃないかな。
 順番に上がっていくときは、2オクターブいきなり上がらずに、ファ♯〜ド♯〜ファ♯と一個ずつ半音ずつ練習をして、一番上に上がったときにじゅうぶん響かせるようにしないとダメだよ!
 コツは下の音もしっかり響かせて、上がったときに音程が上ずらないようにして、少し力をぬくというか、息のスピードを感じて(息で保っている感じ)、プレスをぎりぎりの最小にして、これ以上力を抜くと落ちてしまうというくらいまでラリックスをする。オーバーブレス気味にして、口の支え(中も)はギリギリくらいにすると、もう一つ上がれるぞーという余裕が出てくると思います。そうすればしめたもの。ちょっとシラブルを変えるだけでぴゅっと勢いで上がります。
 上がったときに余裕のない響きや、息の出るところの唇にゆとりが感じられなければ絶対に次には上がれません。
 息のスピードや助けを借りるようにするんダヨ。
 ファ♯〜ド♯〜ファ♯〜ラ♯〜ド♯〜ファ♯のここでどこにも息が邪魔されずにまっすぐ気持ちよく吹くこと。音程は上がりやすいので、やや低めにして響きをもって吹くことです。
 同じように順番に勢いで上がって、もう一つづつ上がればどこまでも高音が出てきます。
 できるだけ口の形を変えずに行うことが大切です。
 特に下のソのなんかの音は出しにくいのですぐにドにあがろうとしますよね、それを感じを利用するように上の音でも、下の音のときにゆるめすぎないで響かせることがポイントですよ。リップスラーの練習はどうしても細い音になってしまいがちですが、あえてどの音も太い音で、楽器がこわれるくらいに鳴らし切りながら練習することです。
 息をたくさん使い、ゆっくりとたっぷりと無理なくです。まだまだ、上に行けるという確信を持って、決して一杯一杯でなく。
 意識するところは唇の間の息の出るところの振動とすき間(けどあんまり考え過ぎてもダメ)息は最後まで使い切りますがあんまり無理して伸ばさない。
 口のまわりを動かさないようにすれば、リップスラーでのオクターブの跳躍が簡単になってきます。
 コープラッシュにでてくる下のソも余裕で口を変えることなくできるようになりますよ。
 いつも上に上がりたくて我慢ができない状態で練習や曲を吹いたりするようなこともときには良いんじゃないかな。たまには速いリップスラーで(2つ〜3つ〜と多くして)音域を広げていく練習もよくやります。
 あと、身体は胴体で考え、私は腹樽にする感じで力を入れません。酒樽のような腹を維持するイメージで下から上まで吹いています。調子のよいときには2オクターブ跳躍が楽にできます。(やっぱり下りるときが難しい)
 構え方は階段から下りてきたように高い重心で構えます。
最終的に行き着くところは「自分の身体と楽器にマッチングするマウスピースを見つけること」ですね。(けどココまではかなり時間がかかる)私はまだまだですけど・・・