re:錆びそうで不安なんです  #3471
投稿者:  ロータリーTrp1号 (99/06/17 09:22)

そう、外観って気になるんですよね。世界的に見てヤマハなどは外観の仕上げの美しさ、耐久力から言ってNo.1ないしは第1級と言えるでしょう。ヤマハのSPとGPの楽器を持っているんですが、10年ほどたったSPの楽器、全体的には美品だと思いますが、手がよく触れるあたりは、メッキが浮いてきてブツブツになっています。GPは4年半ほどですが、(ほとんど目立っていないけど)それでも若干メッキが浮いているところがあります。
 メッキの耐久力はSPよりGPの方が上です。バックについては180ML37GPを持っており、もう15年ほど経ちますが。やはりメッキはピストン周辺は浮いているところがたくさんあります。バックの仕上げは評判は決してよくありませんが、その通りで、10年以上のバックは使用頻度や保管の仕方にもよりますが、メッキは剥げまくりで、ぼろぼろ。中にはメッキをかけ直す人もあるくらいです。私のはGPなのでまだましだと思います。結構きれいですから。
 さて、2年ほど前から、いくつかの楽器の手がよく触れる部分を透明なラッカー(模型用または車用のタッチペイント、手塗り)で保護するようにしました。特に不都合はないし、メッキの剥げも進行しないようです。ただ全体に塗るのは外観もですが、音色などに対する影響もあるかもしれません。ですから、あまりおすすめできません。
 あと、知人のバックのC管は2年ほど経ちますが、めちゃくちゃきれいです。演奏後、ヤマハのシルバークロスですみずみまで丁寧に拭いています。愛情を感じます。
 磨きすぎは、メッキを痛めるでしょう。特に、研磨剤の入ったポリッシュはいけません。必要最小限の使用にとどめましょう。あとは、シルバークロスとかが良いんでしょうか。ただ、これも少し心配で、私はずっとセーム皮です。オートバックスとかに売ってます。
 あとは、丁寧に楽器を磨くしかないでしょう。それでも、何年か後には、メッキも少し痛み、場合によっては傷、へこみができているかもしれません。何でも、形あるものは壊れます。そんなものなのですから、そのときはあきらめましょう。しかし、傷ついても、その楽器に対する愛情を失ってはいけません。急に手入れがいい加減になり、外観はさらにぼろぼろです。特にバックは。練習をもおろそかになり、下手にもなるでしょう。


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