re:お薦めの基礎練教えてください。  #3800
投稿者:  HIKARI (99/07/17 04:37)

わたしはTpを始めて4年目ですが、去年までやっていた中学校の吹奏楽部での基礎練&市の吹奏楽連盟主催(たぶん)の講習会でやった基礎練などを中心にしています。
それは
1、マウスピースをあえて鳴らそうと思わずに、8拍吸って4拍止めて16拍吐くを繰り返す。
 講習会では「8拍吐く」でしたが、こっちの方がやりやすかったので。
 ポイントは、唇とからだをリラックスさせることと腹式呼吸を意識することで  す。
2、そのうち自然にマッピが鳴ってくるので、そしたら楽器をつけてB♭の音を20拍出します。それから半音ずつ12拍。それが終わったらB音階を1オクターブ(ド〜ドと上がり、ド〜ドと下がる)、20拍ずつロングトーン。 
 これは2年前の今ごろ、府か市の文化振興財団から講師として派遣されたホルンの 先生が「ぜひやりなさい」とおっしゃられてやっているものです。そのときは
 120→100→80→60→80→100→120というテンポでやりましたが、自分の基礎練と しては時間がないので60だけでやっています。また、「120のテンポだけでいい」 と言われて出された課題…四分音符・二部音符・全音符を使った合計12拍のリズ ムパターン×5もあったのですが、そっちも最近やっていません。
 ポイントはまっすぐな音(音量を変えないこと)を心がけ、吸った息はすべて使 いきることです。
3、リップスラー
 わたしは「3D バンドブックス」というものを使っています。
 60で三連符を使うものと76で八分音符を使うものがありますが、両方ともチュー ニングB♭を基点として半音階ずつ下がっていくものです。もし機会があれば、実 際に本を見てもらったほうが、よくわかると思います。内容は単純です。
 もし瑠璃さんがまったくの初心者ならば(昔Tpをやってたとか、金管楽器はやっ たことがあるとかなら、話が変わってくると思うので)、1番低いB♭からFに上  がって下がる、というのを半音階ずつ下げてやる(ようするにドソド、シファ♯ シ、シ♭ファシ♭...というもの)からはじめることをお勧めします。
 リップスラーは、音が変わる時に唇の形&楽器と唇の角度をできるだけ変えない
 ように気をつけないといけません。
4、B♭音階のリズム&アタックの練習です。一つの音を2拍分ずつとって、ドレミ ファソラシドドシラソファミレド、とやるのですが、四分音符、八分音符、三連符、十六分音符でやったあとに、四分音符+四分休符でアタックもします。
 アタックが「パンッ」ではなく「パッ」という響きの無い音になってしまうな  ら、一つの音だけでいいので、響きを残してスッと消す練習を全音符から始め、
 徐々に短くしていった方がいいと思います。
 なお、十六分音符はシングルタンギングでやっています。
番外編:腹筋
 ダイエットを兼ねて一日20回やっています。10回でもやった方がいいのではない でしょうか。
以上が、私が今現在やっている基礎練です。
注)私の楽器はB♭管です。念のため。
 
<備考>
◎ダブルタンギング
 Tpを始めて3ヶ月ぐらいしたころ、教えてもらいました。
 速い曲での三連符・十六分音符など、「tu tu」のシングルタンギングでは追いつ けない時のためのタンギングで、「tuk tuk」というものです。
 「最低10秒は言い続けられる様に」と言い渡され、時間があれば「トゥクトゥク トゥクトゥク...」言っていました。
 できるようになってからは、あまりダブルタンギングだけでは練習してません。
◎楽器を唇に押さえつけないための練習(?)
 Tpを始めて3ヶ月ぐらいしたころ、先輩に教えていただいたものです。
 楽器を構えるとき、右手親指をマウスパイプに、左手親指をいつも左手で持って いる部分の真上の、ベルにつながっているところ(わかっていただけるでしょう
 か...)に当て、吹くのです。
 ある程度吹けるようになってからやってみると、どの音を無理やり出しているの かわかると思います。
◎スーパーロングトーン(仮)
 一番低いドを、できるだけ長く伸ばすというものです。
 音量はpppppぐらいでも構いません。
 高い音は息のスピードを上げて吹くので、息をたくさん使います。
 そこで、できるだけ少ない量の息で低い音を出せるように、また肺活量の確認を 兼ねて、気が向いたらやっています。 
◎テクニカル・スタディ
 これは指の練習曲だったと思います。「思います」というのは、量が多すぎて最 初しかやったことがないからです。去年顧問の先生に「こんなんまだやらんでい い」と言われたので、初心者向けではなさそうです。が、市の吹奏楽団ではやっ ている人もわりといるので、役に立つと考えてよいのではないでしょうか。
 
私も他の皆さんに比べればまだまだ学ぶべきことの多い初心者なので、参考になるかはわかりませんが、ただ一つ言えることは「ロングトーンはするべきである」ということです。これをやるのとやらないのとでは、高い音の出やすさが全然違うそうです。

sa_matsu@ma.kcom.ne.jp