re:ハリージェームズという人  #4617
投稿者:  中川喜弘 (99/10/04 16:11)

これは他のホームページからの転載です。問題があったら削除して下さい。あしからず。kawahara@fsinet.or.jp 

ハりー・ジェームズの世界〜
このコーナーでは83年に惜しくも亡くなった、トランペッター&バンド・リーダーのハリー・ジェームズのLP&CDをご紹介したいと思います。
奇しくも今月(3月)ハリーの「IN HI−FI」が発売になりましたが、ハリーの事を知らない人のために彼の人となりを少し。

1916年ジョージア州アルバニー生まれ。両親がイタリア系のアメリカ人であり、父親がトランペットを吹いていたので、ハリーも吹くようになったという。多くのダンスバンドを経て、1936年に当時スイング王と言われたペニー・グッドマンのバンドに加わった。ここでスター・プレイヤーとなり(同僚にドラムスのジーン・クルーパ)39年には独立して、自己ののビッグ・バンド(ミュジック・メーカーズ)を結成、それから亡くなるまでほとんどの期間バンドを維持していた。
写真で見る通り、彼はなかなかのハンサムで、女性の間でも人気が高く、ジャズが
そのままポピュラー音楽だった当時では、大衆の絶大な人気を持っていた。(ジャズ
がマイナーな現在では想像もできないですが)

とにかくトランペットを「鳴らす」ということでは最右翼の人だったと思う。低音域から音が高くなるほど、突き刺す様なシャープな響きがなんとも言えない魅力があります。ジャズ・ファンからはとかく、ダンスバンドみたいに思われていますが、結構ジャズっぽい演奏も多く、フランク・フォスターの「シャイニー・トスッキング」などもよく演奏しています。また60年代まではメンバーにも有名どころを揃えていて、ドラムのバディ・リッチ、アルトとクラのウイリー・スミス、テナーのコーキー・コーコラン、トロンボーンのレイ・シムス、またベイシーを辞めたソニー・ペインも一時参加していました。専属シンガーでは名花「キティ・カレン」「ヘレン・フォレスト」などなど。

アメリカでは今でもCDがかなりの数が発売されていますが、こちらではちょっと寂しい限り。もっともっと国内でも出して貰ってたくさんの人にハリーの良さを解って欲しいですね。


http://www.win.or.jp/~bxe05732/Nakagawa.html