re:アンブシュア
#467
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BABY (3/29 13:29)
上下の唇が接している線を仮に「水平線」と呼びましょうか。 ワタクシの場合はこの水平線がマウスピースの中心線よりも上になります。 従ってマウスピースの中での上唇と下唇の割合は1:2位に近くなっています。 この結果として、下唇の自由度が増すのでアパチュアを小さくするときには、そのまま下唇の弾力を増せばいいわけです。 上唇の割合が大きいと、音色は柔らかくなる感じはしますが、むしろ曇った柔らかさになってしまうように思います。 自分で唇を動かしてみると、上唇よりも下唇の方が自在に形を変えることができます。またマウスピースの中で下唇の表面の張力が高まった感じにすると音色は輝いた感じになってきます。 下品なジョークを飛ばしたことで有名は指揮者のクナッパーツブッシュは「尻で吹いても構わないけれど、要求された音はちゃんと出さねばならぬ」と言ったとか。 見かけ上のことよりも、自分が出したい音のイメージを探るためにアンブシャを研究するのが楽しいものです。それには自分が目標とか理想としている音色を出しているプレーヤーを常にイメージしていなければ続きません。 いわゆるベーベー吹きとかダーダー吹きから脱却できずに苦しんでいる人達を見ていると、「トランペットの音色はこうあるべし」というイメージを掴めないままにエチュードなどを不毛にさらっているように思えます。 |