re:タンギング時とリップスラー時の耐久力について  #4798
投稿者:  かず (99/10/14 10:37)

ある著名なプレイヤーがトランペットのテクニックの7割が耐久力に関することだといってましたが、もっともですね。バテて吹けなくなればなにもできませんものね。そもそも耐久力とは「バテ」と表裏一体ですが、バテるとは、口の周りの筋肉が疲れる、マウスピースの圧力で唇の血流が悪くなる、唇自体が堅くなる、エアの供給が衰えるなどさまざまな要因が考えられます。同じ音でタンギングすることは主に口の周りの筋肉を鍛えることにつながります。音階などのタンギングはそれプラス、エアのスピードもしくは体内のエアの圧力を養う練習になります。極端な話、リップスラーは唇の柔軟性とエアのスピードがある程度あれば口の周りの筋肉が少々ルーズでも結構できます。従って、同じ長さの曲をスラーで吹くのとすべてタンギングで吹くのでは個人差はありますが一般的には後者の方がきついと思います。また音の高さにもよりますが、同じ音でタンギングするより音階でする方が一般的にはきついと思います。誰しもタンギングの練習はいやなものですね。飽きないようにパターンを変えてやってみるのもいいと思います。アーバンの最初の方の曲集もタンギング、耐久力のいい教材です。