道具に頼っちゃうのもあり  #4800
投稿者:  kuro (99/10/14 10:57)

かなと思う今日このごろです。

僕が教わってるクラシックの先生はバックのマッピでスロート24,バックボア
も広げてるん(シルキー社で広けたものでハーセスボアというんだそうですが)
ですが,軟らか〜くキラキラが少ない音色です。僕もマネしてアトリエで広けて
もらいました。いまでもここ一番音色が欲しいときに使ってます。

しかし,スロート24というのは直径3.83mmで,けっこう広いです。抵抗が少ない分
高音域では唇で抵抗を作る必要があります。具体的には上下方向にギュッと締めて
プレスも少々強くしているように見えます。楽器もやや下を向きます。この時唇を
薄くするとバテるので中央にすぼめるように唇を厚くするそうです。バックのマッ
ピ,あるいは同じような仕様のマッピを使っている多くの方達はこれに近い奏法だ
と思います。先生はこのマッピでもダブルハイB♭まで出るのですが,我々には
ちょっと・・・・。

一方,もう一つの考え方はマッピのスロートを細くして抵抗をつけてやって,唇は
リラックスさせるという方法です。抵抗といっても息が入っていかない程のもので
はなく,息の返りといわれているやつで高音を吹く足がかりのようなものです。抵
抗がある分唇の締め付けは少なくなります。プレスも少なくなります。このプレス
がスタミナを大きく左右していると思います。

ただし,音色としてはキラキラの多い明るい音色になります。僕はスロート28(バ
ックの標準)から27,さらにバックボアもタイトなものを使うようになってから,
少しスタミナが持つようになりました。以前はワンステージ吹ききれなかったのです
が,今はリハもセーブせずになんとか最後まで吹けるようにはなりました。
といってもメンバーが多いのでノリ番は4〜5曲なのですが(^^ゞ
(ちなみにヤマハの15B4NEEも近い仕様なので注文してるマッピが手元に届き次第後日
レポートします)

こう書いちゃうとすぐに飛びついちゃう人がいるかも知れませんが,たまたま僕の吹き方
に合っていたということなので「ああ,そういうこともあるんだな」程度に考えて下さい。
もし機会があれば試吹してみてはいかがでしょうか。