2番奏者最強説!  #4825
投稿者:  モンケ (99/10/15 10:43)

下のツリーに触発されて出てきました。

一般には、パートの中で一番腕の立つ人が1番を吹き、2番3番は少々
腕が落ちるヒト と、なりがちだと思います。
しかしながら、実は2番奏者が最強!であるのが最も理想的なセクションと
なるのではないか と思うんです。
要はBPOのTpセクションを支えているのは、実はヒルザーだったり
するのではないか、と(笑)。

単純に1番奏者に2番奏者と3番奏者が併せるではなく(それはそれで理想的
なのですか)、目立ちたがりの1番奏者と、独立心旺盛な(消極的な奏者が
多いのかな。。もしかして)3番奏者それぞれの音楽性を、あいだに座って
「サバく」のです。
吹く音域の関係上1番奏者から3番奏者の音は聞き取りにくいし、3番奏者
からも、間にいる2番奏者がカベとなって、意外に聞き取りにくいモノです。
2番奏者は、1番、3番奏者の音をどちらも数十センチの距離できくことが
できます。
1番の方向性にあわせつつ、3番にわかるように(音で)伝え、その逆も
やるわけです。音楽性に若干のズレがある場合には、2番奏者が1番の音楽
か3番の音楽かのどちらをとるかを決める。場合によっては、2番が引っ張る
ことも必要です。
さらにHr、Tbと、どの程度音楽的な歩調を合わせるかは、1番よりむしろ
2番奏者同士が行う必要があるように思います。特に2管編成である古典
では、HrとTpのブレンドされたサウンドをコントロールしているのは2番
奏者同士なのではないかと思います。

1番を吹くプレッシャーから解放される分、あちらこちらに神経を使わないとね。

一般に人材の確保が難しいし、トランペットを吹くヒトは、そもそも目立ちたがり
屋の上、世の中で脚光を浴びるオケ奏者は、やはり首席奏者です。
シカゴ響のハーセスしかり、BPOのグロート、クレッツァしかりです。
しかしながらこんなことを考えていると、ヒルザーの偉大さには脱帽なわけです。
プラットは最近ちょっと・・・クラモーも良いがどちらかというと3番向きかな?

セクションのなかでそこそこ吹ける人がいるのなら、1番はその人にまかせて
2番を吹いてみてはいかがでしょう。それはもー楽しいです。
うまくいけば、1番を吹いたとき以上に「自分がセクションをまとめている」
って実感できます。

駄文で失礼しました。
今度は3番最強説!を書いたりして。(思わなくもない・・・)



QYP13651@nifty.ne.jp