re:驚き!教えて下さい。(1)
#4907
投稿者:
kazuya (99/10/18 21:02)
>昔、パイパーズに、香川県の高松交響楽団の方のことが出てました。ラッパを80本ぐらいお持ちだとか。kazuyaさんもたくさんお持ちですね。 私も記事は読みましたが、あれだけあると何を持っているのか忘れそうですね。 >それだけ経験されたのなら、是非、お聞きしたいのですが、よろしいですか?何かといいますと、やはりそれぞれの楽器の特徴などを比較して、kazuyaさん流に語 >っていただきたいのですが。本数の多いB管、C管を中心に、是非お願いします。私が直接メールを差し上げ、お返事をお待ちしてもよいのですが、もしお答えいただ >けるなら、TLご利用の皆さんにとって有益な情報だと思います。勝手なお願いですいません。出来れば、ということでかまいませんので。ご迷惑をおかけします。 持つに至った経緯をきわめて主観的に。 (2つに分けます) Bb: Yamaha YTR-934L 高校生のときに買った楽器。当時昔のニューヨークフィルを始めとする、アメリカの オーケストラが好きだったのでやや軽めの楽器を選びました。当時使っていたマウス ピースはシルキーの13C4。現在はほとんど使用せず。 Yamaha YTR-8335US オーケストラで吹く、バックとは別な楽器が欲しかったため。実際には周りのメンバー がみんなバックだと、音の特性やイントネイションが違うので苦労することが多く、 使用頻度は今ひとつ。 Vincent Bach #180MLS (x2) 1本は大学に入ってすぐに購入。現在でも基礎練習始め、自分の調子を見るための デフォルト楽器。 2本目は1本目がかなり古くなってきたので4年前に予備的に購入。まだ1本目が 死んでいないので、こちらは全く使っていない。 Joseph Monke (1982) 大学に入ってすぐに発注。高校生のときベルリンフィルブラスアンサンブルが初来 日し、グロート氏にレッスンを受けたが、その印象が強く、また、丁度マーラーの 交響曲を一通り聴き終え、ブルックナーを聴き始めた頃だったので、志向する音の タイプが最初のヤマハからこちらのタイプに移行してきた。マウスピースは当時ア トリエにいらした川崎さんと相談して作成していただく。 Hermann Ganter 購入は確か88年頃。ヤマハ銀座店の方から当時のガンターにいたマイスター最後期 の作品だと言われ、試奏した結果、それまで吹いていたモンケとは違う味わいがあ ることがわかったため。 Yamaha YTR-936S 95年に現在のオーケストラでブルックナーの第8交響曲を演奏するにあたり購入。 最初はモンケで、次にガンターも試したが、一長一短だったため。プロの方と楽器 選びをし、アトリエでハイキーをつけていただいた。 C: Yamaha YTR-8445US YTR-8335USと同時購入。理由と使用状況もYTR-8335USとほぼ同じ。 Vincent Bach #C180LSGH(Mouthpipe/Slide:Bob Malone) この楽器を買う前にMLボアのバックのC管、229-25HのLボアも吹いていたが、イ ントネイションとBb管から持ち替えたときの違和感が気になっていたときに、 ウィンドクルーでマローン付を試奏して購入を決定。イントネイションの改善は効 果があったと思うが、バックが本来持っている音の凝縮性や抵抗感の特性は薄まっ た感がある。 Yamaha YTR-945X (1984) 現在のYTR-947のプロトタイプ。多分ウィーンフィルが当時使っていたヘッケルを ヤマハなりに忠実に再現しようとしたモデル。金属はヘッケルメタルではなく、 Kメタル。最近になってこのKはクーンのKであると言う話が判明。 ヤマハ銀座店と親しくしていたので大学の後輩含め試作品を何点か売っていただい たが、以前後輩が購入したYTR-935XのC管版があるとのことで、丁度Cロータリー を探していた後輩がまず購入。私も試奏した結果練習中のベートーヴェンを演奏す るのにイメイジがぴったりだったため持っていたシェルツァーのC管を売却し購入。 Yamaha YTR-946S (Mouthpipe:Atelier) シュトラウスの「アルプス交響曲」を演奏するために97年に購入。レヒナーやヴィ ンディッシュでも試したが、全音域が均等に鳴り、弱音から最強音までのレンジが 広いもの、と言う要求を満たすことを発見したため。95年にYTR-935Sを購入したと きYTR-946Sも試奏していたが、当時の楽器とは別物のように良くなっていた。恐ら くベルの加工の仕方が変わったのとアトリエ製のマウスパイプのため。 Arno Windisch (aus Staatskapelle Dresden) 購入当時、CロータリーはYTR-945Xだけだったが、もっと大きな音の出る楽器が欲 しかったため。ドレスデンシュターツカペレの奏者が日本に持ち込んだ楽器とのこ とで、先生と試奏したら非常に良かった。 Lechner 89年に発注、92年に到着。仕上げがシルバーにしたため時間がかかった。オールマ イティーに使えるCロータリーが欲しかったため。 |