re:ピストンとロータリーを1回の演奏会で  #4934
投稿者:  ロータリーTrp1号 (99/10/20 10:15)

 1つの演奏会での楽器の持ち替えですが、私の場合は以下の通りです。
 1.定期演奏会プログラム構成にフランス物が混ざったとき。
   シベリウス   フィンランディア
             (Bロータリー、936GSGP)
   イベール    フルート協奏曲
             (Cピストン、6445S)
   ドボルザーク 交響曲8番
             (Bロータリー、936GSGP)
 というプログラム。どれも1番でした。
 B管の響きが好きな私としては、できるだけB管ロータリーを使いたい。しかし、イベールのFl.Con.は、C管の方がイメージに合う。また、Cロータリー(946G)も試しましましたが、やはりこれに関しては、Cピストンが最も合うようでした。それと、手持ちの楽器に、やはり演奏会のチャンスを与えたいという持ち主としての親心。BPOがフランス物や、果てはガ−シュインなどのジャズっぽいあまりかものまでロータリーで吹いている(次期BPO常任指揮者、ラトルとのワルトビューネのサマーコンサートなど)のは知ってましたが、フランス物はピストンでヴィブラートたっぷりで吹きたいという欲求もあった物ですから。
 
 2.地元放送局主催のファミリーコンサート(夏休みさわやかコンサートといいます。)において。
 第1部はオケの小品、第2部は歌手の伴奏 という形式で  す。
 第1部にL.アンダーソンのそり滑りがありました。最後のウマのいななき、ロータリーではどうも上手くいかない。ピストンの方がはまります。で、Bピストン(バック)を使いました。それ以外はポップな曲でもロータリーで良いんですが。ちなみに、昨年は同じアンダーソンのラッパ吹きの休日、Bロータリーで吹きましたよ。ならば全部ピストンでも良いのでは、とも思いましたが、フィンランディアがあり、これがピストンではもはや私のイメージに合いません。これはCロータリー(946G)で吹きました。(すべて1番でした)。
 第2部も、過去2回のこの演奏会(今年で3回目)では、歌手のバックもロータリーでばっちりだったんですが、今年は懐かしい渡辺真知子さんがゲスト(やはり、今一番売れている人は呼べないのでしょう)、「迷い道」「カモメが翔んだ日」「唇よ、熱く君を語れ」などを演奏しました。(すべて1番)これらも、Bピストンがより合うので、バックB管を使いました。以前メインで使っていたバックもお蔵入りにはできませんから、使う機会がありませんとね。

 以上、音楽的要求もありましたが、持ち主としての親心(orラッパ吹きの浮気な性格?byホルン吹きのMy Wife)、さらには単なる気分的な理由もあります。ほんとは、プログラム的にも、ドイツ物にフランス物が混ざるとか、統一性がないことはプロはあまりやらないでしょうし、仮にそのようなプログラムならば、楽器の持ち替えはピストンに統一するとか、ロータリーに統一するとかするんでしょうが、アマはそうもいかなかったり、また、もっと自由に発想してもいいかななんて。あと、ヤマハのロータリーならば、持ち替えてもそう違和感ありませんし。しかし、この形がベストだと思っているわけではありません。
 ちなみに、エキストラで出た10月の演奏会、
  ブラームス   大学祝典序曲
         (3番  Bロータリー、ベルントマイヤー)  
  シベリウス   カレリア組曲 
         (1番  Cロータリー、YTR−945)
 アンコール
  チャイコフスキー 白鳥の湖より ワルツ
         (2番Cornet、Bロータリー、ベルントマイヤー)

とすべてロータリーでした。

 11月の第九演奏会(エグモント序曲、第九)、1月の定期演奏会(オールチャイコ、胡桃割り人形よりワルツ、ヴァイオリン協奏曲、交響曲5番)はすべて1番ですが、B、Cロータリーです。やはりほぼロータリーばっかり吹くことには、今後も変わりありません。


 


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