re:マーラーNo.5  #4950
投稿者:  kazuya (99/10/20 16:24)

>1973年のカラヤン/BPOは一説には、当時17歳の少年に吹かせたとの話が、レコ芸だが音友だか、あるいはその関連の本にありましたが、そんなことはあるは
>ずがないと思ってました。そうしているうち、1996年のBPOブラスクインテットの来日の際、どうもそれは当時入団したばかりの23歳の新主席、ばりばりの美青年
>(当時はやった映画「小さな恋のメロディー」の主役マーク・レスターに似てると日本のプロラッパ吹きの間でも話題だったそうです。)、マルティン・クレッツァーその人
>のようです。

私もこの録音の冒頭のソロはロイビン兄弟のうちの1人とどこかで読みましたが、
本当のところはどうなんでしょうね? 録音からは確かに、クレッツァにしては
柔らかすぎるというか暗い音なので、読んでいたものをそのまま信じていたので
すが・・・。

>マーラーの5番は、一番鬼気迫る演奏としては1987年のフランクフルトのアルテオーパーで録音された、バーンスタイン/ウイーンフィルがおすすめです。ラッパは
>誰でしょう?シューではないでしょう。ガンシュ?ジンガー?ポンベルガー?1973年のバーンスタインとのLDでは、ホラーが吹いてます。

私も7〜8種類聴いたと思いますが、ベストは上記バーンスタイン/WPOです。
スコアを繰り返し読み、何回も聴いていると、スコアの行間を汲み取って演奏して
いるように思えてきます。
トップはガンシュではないでしょうか。ウィーンフィルにいた最後の頃とは芸風が
ちょっと違う気がしますが。
ちなみに、83年にマゼールと来日したときのウィーンフィルではポンペルガーが
吹いていましたね。このときは冒頭のソロはD管でした。
最近になってブーレーズ/WPOのものを聴きましたが、トップはガンシュが吹い
ているように私には聴こえました(解釈はあまり好みではなかったです)。
ハイティンク/BPOのも好きですが、聴き込んでいくうちにちょっと物足りな
さを感じました(トランペットがどうこうというのではなく、多分ハイティンクに
よるのだと思います)。
ショルティ/CSOは20年前に私がマーラーにはまるきっかけとなった演奏で、
これを聴いたおかげで高校生の毎月の小遣いでLPや輸入版しかなかったスコアを
こつこつと集めることになりました。
一番多く聴いた演奏はバーンスタイン/NYPです。古い録音で、トランペットの
演奏に賛否両論あると思いますが、曲の持つ荒々しく荒涼とした雰囲気は良く出て
いると思います。
実際に演奏するにあたっては、テンシュテット/LPOのものも参考になりました。