re:御教示下さい(効率的な練習方法)  #5106
投稿者:  サンデーペッター (99/11/04 18:43)

にゃんたさんはじめまして。
私もラッパ暦18年ですが、その間2年ちょっとの間歯の矯正で楽器を離れました。
(10年前ですが。)その経験からいうと、高音が苦手なのは舌の大きさとの関係も
あって必ずしも歯並びのせいではないと思います。
練習方法についても、私もにゃんたさんと同じ環境なのでお悩みはよく分かります。私もプロの先生いろいろ相談しましたが、まずアンブシュアの土台となる筋肉
をおとさないようにといわれました。また、ベルリンフィルの元主席であるコンラディン・グロード氏のクリニックでは音域を広げ、持久力の向上には跳躍の練習を薦めて、特にアーバンの跳躍練習のページをゆっくりでいいから丁寧にやることを薦めていました。
私が思うに、サイレントブラスでリップスラーはたまにやる程度に押さえた方がいいと思います。普段満足に吹けないとアンブシュアが不安定になり柔軟性が失われがちなので、リップスラーよりスケール練習を兼ねた跳躍練習が効果的と思います。私自身アーバンの跳躍練習のページを中心に平日の3〜4日サイレントブラスのミュートだけを使って練習します。これで、社会人になって5年間オケでトップ吹きをこなしてます。
高音域が苦手といと恐らく1オクターブ半位の跳躍は苦手でしょう。そういう方にはアンブシュアの柔軟性と安定性を高める良い練習方法と思います。
その際、アンブシュアをしっかり固定してブレスコントロールで楽器をしっかり鳴らすように意識し、自分の実用音域内の範囲で無理せずやることをお勧めします。
音量はpからmf位の感覚で十分効果ありますが、ブレスは意識的に大きくとって、
マウスピースを唇に押し付けないように注意することです。特に唇周辺の筋力が低下してくると知らず知らずに押し付けてしまっているので要注意です。
リップスラーの練習も悪くはないのですが、肝心なアンブシュアの土台の固定・強化の練習にはならないと思うので自宅練習の中心にはしないほうがいいとおもいますよ。

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