re:ミュートに関して  #520
投稿者:  chot (4/3 00:31)

最初に、1に関しては皆さんの言う通りでしょう。ただし、ジャズ系のバンドでは、特に指示のないかぎり(+ーがついている時)以外は芯を抜いて使うのが常です。

次に2に関して。カップの位置のずらせるミュートは正確には「ハシュハシュミュート」と言って、厳密な意味でのカップミュートとは区別されます。

これも、ジャズの場合だけかも知れませんが、カップミュートは、ニューストンライン社のカップミュートのように、縁が大きく欠けるような感じになっていて、デニスウイック社のように縁が直線状のものは「マイカミュートまたはミカミュート」と言うようです。

通常、カップミュートはコルクを削って音質を調整するのですが(出っ張りとベルがほとんど接するくらいにして、ツーという音がするところ)、デニスウイックのように「ハシュハシュミュート」の形状をとっているものはカップとベルの位置を調整する事で音色を調整します。

うーん、文章で書くとよくわからん。

最後に3、プランジャー言うのは辞書を引くと良く分かる通り、ズバリ「便所のズッポン」なのです。「硬いやつ」はニューストンライン社では「グレンミラーミュート」と言うらしいです。

私自身はホームセンターで買ってきた498円の「ズッポン」の柄の部分をとったやつを愛用しています。ビデオで見る限り、秋吉敏子ビッグバンドなど、多くのプロミュージシャンがゴムのタイプを使っているように思います。

古いジャズ(1930年代のスイングバンド)の曲を演奏するのでない限りは、ゴムの方が安いし、音もいいのではないでしょうか?

これも、ジャズバンドに関してですが、少しでも参考になればと思います。

PS ストレートは私も「はら」さんと同じルブランバッキャーノを使っています。これはPPでも楽に鳴ってくれるので気にいってます。

横田 直之
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