re:C管とB管
#6059
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ロータリーTrp1号 (2000/01/31 10:25)
私の認識違いがあるかも知れませんが、ブルックナーなどは、当時のバルブ付きTrpが、主流がF管だったからinFではないでしょうか。ですから、話は比較的単純でしょうね。今から50年前に書いていればinBだったでしょうし、今ならinCで書いているかも知れませんよね。 ブラームスは同時代の人ですが、ベートーヴェンを手本にして、より古典的なスタイルで曲を作ったため、響きもそれに合わせたのでしょうか、ホルンもナチュラルホルンを想定しているようだし、Trpははっきりナチュラルのようで、楽章によって、調性が変わってますよね。 マーラーは、バルブ付きを想定しながら、inFやinBなどを使い分けています。これは、少なくとも当時のF管とそれより短いB管の音を意識し、使い分けたためだと考えられているようです。マーラーの5番では冒頭はinBですが、たしかB管に軍隊ラッパ的な信号音のイメージを持ったからとか。そして、F管にはより豊かな響きのイメージを持っていたらしいです。 B管が入ってきた当時のオケでは、トーンが高く、音色が使いものにならない、という評価だったようです。その後それでもB管が定着したのは、音はずしが少ない使い勝手の良さと、楽器自体の改良により、音色が良くなったからではないかと思います。C管が入ってきたのも、ドイツではここ20年の間のことのようですが、同様に、 「C管なんか持ってきて、こいつ一体何がしたいんだ?」 てな雰囲気だったようです。 この調子なら、やがてD管とかが主流になったりして・・・。 ところで、次回のうちのオケの定演、「展覧会の絵」がメインになるかも知れません。(今回、1/16でしたが、チャイコの5番でした。)今まではB管主体でしたが、展覧会についてはC管+ピッコロ(サミュエルゴールデンベルグ)でいこうかと・・・。キエフなんかB管の音色で、「ズパー」とい来たいところですが、しんどいし、楽に音が通りますから。シンフォニーなら、基本的にB管使うでしょうが、まあ、元はロシア音楽とはいえ、ラベルの編曲ですからね。ちなみに、例によってロータリーです。(ピッコロはピストンです。ヤマハの。) B管主体でいきたいですが、C管をもっと使うようにしようかなとも思っている今日この頃なです。(前回の主張とは違いますが。) |